出版社内容情報
バブル経済の「発生・崩壊研究」の決定版。日本経済が経験した急激な資産価格の上昇・下降と停滞。それらの問題点を経済・政治学者20人が徹底分析する。
内容説明
過去20年、日本が経験した急激な資産価格の上昇・下降、それに続く経済停滞が突きつける変身への課題と方策。気鋭の経済・政治学者20人による「敗因」徹底分析。
目次
3つの視点と21のなぜ
第1部 20年間の金融と「体制」(バブル経済とその破綻処理―「1975年体制」の視点から;1980年代後半の資産価格バブル発生と90年代の不況の原因―金融システムの機能不全の観点から;バブル経済と日本銀行の独立性)
第2部 バブルとは何か(バブルとは何か―理論的整理;日本の貯蓄超過と「バブル」の発生;日本のバブルとマスメディア)
第3部 銀行・国債・土地価格(1980年代の銀行経営―戦略・組織・ガバナンス;バブル形成・崩壊期の国債発行;土地バブル―原因と時代背景)
著者等紹介
村松岐夫[ムラマツミチオ]
1940年生まれ、京都大学大学院法学研究科教授
奥野正寛[オクノマサヒロ]
1947年生まれ。東京大学大学院経済学研究科教授
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