出版社内容情報
不況脱出には、日銀デフレ政策を阻止する2~3%のインフレ・ターゲティング導入が必要だ。『ニュースステーション』でおなじみの著者が、日本経済の現状と課題を鋭く分析する。
目次
第1章 これぞ、戦後最大の愚策(一日でも早い権限行使を画策;マスコミはなぜか日銀支持 ほか)
第2章 速水総裁も知らなかったデフレの恐ろしさ(らせん階段を駆け下りていく;すべてはプラザ合意から始まった ほか)
第3章 構造問題説の犯罪性(「構造改革なくして景気回復なし」は本当か;一大布教活動が繰り広げられた ほか)
第4章 恐慌は繰り返す?大恐慌と一〇年不況(実質GDPが三割も減った;デフレは全世界に波及した ほか)
終章 日銀よ、いったい何がしたいのだ(自社製品の値下がりを忌避;デフレ時代は強者天国 ほか)
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
エコノミスト。1957年生まれ。80年東京大学経済学部卒業。日本専売公社、日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局等を経て、現在に至る。専門は計量経済学、労働経済学。テレビ朝日『ニュースステーション』コメンテーターとして活躍中
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