出版社内容情報
山川均の第一作「前半身に対す」(『平民新聞』1907年1月)から1918年までの論考と書翰を収める。この時期の山川は、『平民新聞』に論陣をはり、日本社会党に拠って社会主義運動を推進した。また、『大阪平民新聞』にマルクス『資本論』をわが国で初めて原典によって紹介している。山川の旺盛な言論活動の出発点として、本巻収録の各論は大いに注目されるところである。大衆的な民主主義運動が抑圧された中での運動の理論やロシア革命についての深い洞察など、山川均の初期の思想が浮かびあがる。
目次
前半身に対す
新刊紹介『人生の要路』
孤島の杢兵衛
出社の途中
男女関係の解放
交譲の真意義
資本制度と悪平等
受動的歴史と自動的歴史(訳)
槽の水
新刊紹介『社会主義真髄』(漢文)〔ほか〕
-
- 和書
- 西都原古墳漂流記 〈続〉