ビッグバンのジレンマ

ビッグバンのジレンマ

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492392553
  • NDC分類 338.21
  • Cコード C3033

出版社内容情報

不徹底な日本版ビッグバンは、金融の空洞化、ひいては金融危機を招く。国会唯一のエコノミスト議員がビッグバンの抱えるジレンマを告発し、自らの対案を示す。

内容説明

本書の第一部では、まず日本が直面しているこのようなジレンマをくわしく説明し、原因を分析する。そして、金融制度調査会などの三つの報告にみられる問題点、特に規制緩和・撤廃の遅さや不徹底を具体的に指摘し、改善策を述べる。第二部では、ビッグバンに対応した金融行政のあり方について、政府が考えている方向性を解説し、その中身や組織の改革を批判的に検討し、さらに不良債権処理などセーフティ・ネットの強化策にも触れる。第三部では、ビッグバンの公共版ともいうべき財政投融資制度の改革を論じ、それを含む政府の財政構造改革の問題点を指摘する。

目次

第1部 ビッグバンの危うさ―空洞化促進か金融危機か(「護送船団方式」とその崩壊;市場間競争の激化と日本の金融空洞化;「外為法改正」は福音か、陰謀か ほか)
第2部 ビッグバンで金融監督行政は変わるか(大蔵省による金融行政の失敗;金融行政は財政政策から独立できるか;日銀法改正は不十分 ほか)
第3部 ビッグバンと財政構造改革(公的金融の縮小と財政投融資の抜本的改革;「財政構造改革法案」は羊頭狗肉か;財政構造改革でマクロ経済はどうなる ほか)

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