出版社内容情報
今の景気回復は、中期循環（メジャー・サイクル）の息の長い上昇局面となる。「複合循環」の理論をもとに、２１世紀へ向かう日本経済の新局面を鮮やかに描き出す。
内容説明
情報化投資が日本経済の将来を決める。メジャー・サイクル（主循環）が指し示す中期的拡大の構図。
目次
第１章 「複合循環」と主循環
第２章 主循環をつくり出すもの
第３章 主循環は小循環を支配する
第４章 主循環でみた戦後日本経済史
第５章 貿易の自由化と主循環
第６章 資本の自由化と主循環
第７章 規制緩和・情報化と主循環
第８章 景気の現状と当面の展望
第９章 景気は雁行形態的に波及する
第１０章 ＳＬＩで読む景気の先行き
第１１章 図説・身近な指標でみた景気
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
2
嶋中先生のは図などがうまく多用されていてわかりやすい説明をしてくれています。96年からの回復を予測していましたが、あまり明確な回復とはならなかったようです。それだけ景気回復については他の要素が入りつつあるのでしょう。今後は他の要素を含めた景気循環論を期待したいと思っています。2014/04/23
