内容説明
戦後50年、日本経済は様々な試練の向い風の中で、適応力を発揮し困難を克服してきた。本書はバブルの後遺症、円高、急速な高齢化への対応等、構造調整の只中にある日本経済がそのダイナミズムを蘇生させるための条件をさぐっている。日本丸の行方を知るための学生・実務家の格好の教材ともなっている。
目次
1章 自律回復を模索する日本経済
2章 円高下の国内産業調整とサプライサイド(日本の価格競争力;産業別均衡為替レートからみた貿易構造;内外価格差と非製造業の生産性 ほか)
3章 公共部門での課題(グローバリーゼーション下での財政政策の視点;高齢化と公的負担;高齢者就業と公共部門の対応;公共部門の役割)