出版社内容情報
「株主至上主義」の隆盛、生成AIの台頭に揺れる社会、そして「カイシャ」――。
いま、会社とは一体、誰のものなのか。
21世紀に入り四半世紀。この根源的な問いが新たな切迫感を帯びて迫り来るいま、
『欲望の貨幣論』でも警鐘を鳴らした知の巨人・岩井克人をはじめ、米英の知性が、あらためて現代の難問に挑む。
そもそも法人とは何か。
経営者のみならず、働くすべての人に関わる「忠実義務」とは。
資本主義、民主主義が迷走する中、混迷の時代を生き抜くための考え方と処方箋を示す。
異色の教養ドキュメンタリー、NHK「欲望の資本主義」10年の歴史から生まれ、
未公開インタビューも収録した、新時代の羅針盤。
【目次】
はじめに 「正しい」会社のあり方と働く時の心の処方箋
第1章 資本主義のエンジン「会社」には、なぜ「倫理」が必要なのか(岩井克人)
第2章 経営者は本当に株主の代理人なのか(ケビン・マーフィー)
第3章 1000年の時を超えて 「信託」が資本主義の暴走を止められるのか(グレアム・ヴァーゴ)
おわりに 会社を哲学した果てに見出す普遍的な原理



