慶応義塾大学産業研究所選書
長州の経済構造―1840年代の見取り図

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  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492371107
  • NDC分類 332.177
  • Cコード C3033

内容説明

「防長風土注進案」という類い稀な史料を解析し、徳川時代後期の領国経済を数量経済史的に再構成。国民(地域)経済計算勘定体系に依拠した産出高・所得・消費支出の推計、就業構造の解明、領国内諸地域間および産業間の市場を通じた連関のあり方など、斬新な知見が盛り込まれている。

目次

防長風土注進案にもとづく数量経済史的接近
第1部 三田尻宰判の経済計算(「物産」純生産と消費支出;「産業所得」と地域経済計算;三田尻における兼業の諸様相)
第2部 飯料需給・消費支出と産業収入・職業別統計(前山代の飯料は最低の生存資料水準であったか;周防大島の飯料需給と米市場、および産業収入と消費支出;上関宰判の経済と社会 ほか)
第3部 産業とその連関(木綿織;廻船業;産業の連関)

著者等紹介

西川俊作[ニシカワシュンサク]
昭和7年滋賀県に生まれる。昭和36年慶應義塾大学大学院博士課程修了。昭和39年慶應義塾大学商学部助教授。昭和47年慶應義塾大学商学部教授。この間、産業研究所所員を兼担。平成2~8年慶應義塾福澤研究センター所長(兼任)。平成10年慶應義塾大学名誉教授。平成22年1月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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