出版社内容情報
ヨーロッパからアジア、日本において、海洋の視点を通して資本主義の生成・発展を捉えることで、従来の陸の視点に基づく社会観・国家観を再検討する画期的な1冊。
内容説明
「海」を通して読み解く「近代資本主義」の勃興!「陸」の視点から「海」の視点へ―近代社会における資本主義の生成・発展をグローバルな視座から検証し、新たな問題提起を行う。
目次
序章 海洋アジアから見た歴史
第1章 海と列島社会
第2章 海洋アジア史における中国
第3章 近代ヨーロッパにおける海と陸との変容
第4章 海の原理とネットワーク共同体―地中海からの視座
第5章 一五、一六世紀アジア海域の経済発展と日本
第6章 海域の歴史的構成―東アジアを例として
第7章 座談会―海洋アジアと日本(網野善彦;斯波義信;川勝平太)
第8章 座談会―中国の歴史から日本経済を読む(斯波義信;川勝平太;浜下武志)