出版社内容情報
中国に侵略され、あらゆる自由が侵害されているチベット。いま何が起きていて、われわれは何をすべきか。指導者が語る驚くべき真実。
内容説明
中国に侵略・弾圧されているチベット。宗教などの自由が厳しく抑圧され、拷問さえ横行し、人びとはとてつもない苦境に置かれている。中国の力がますます強大になる今、日本人はチベットの真実を知らねばならない。「チベットの自由」は「日本の自由」でもあるのだから。チベット仏教の最高指導者にして、中国の弾圧から逃れチベット亡命政権を樹立したダライ・ラマ法王14世。チベット亡命政権が置かれるインドで生まれ、ハーバード大学に進学しながら、祖国のために亡命政権の首相となった若き俊英ロブサン・センゲ氏。両指導者との対話から浮かび上がる、驚くべき真実。
目次
序章 なぜ日本はチベットに寄り添わねばならないか―チベットの悲劇と未来
第1章 たとえ破壊されても、私たちは復活する―ロブサン・センゲ首相との対話(二〇一七年二月十三日)
第2章 知的遺産の破壊は許されない―議員会館でのダライ・ラマ法王特別講演会(二〇一六年十一月十六日)
第3章 チベット精神は永遠に続く―ダライ・ラマ法王との対話(二〇一三年十一月二十一日「言論テレビ」“櫻LIVE”)
第4章 洗脳と同化政策を越えて―ロブサン・センゲ首相との対話(二〇一二年四月二日)
第5章 シンポジウム アジアの自由と民主化のうねり―日本は何をなすべきか(二〇一二年四月三日憲政記念館)
第6章 チベットに自由を―センゲ首相の思い
著者等紹介
櫻井よしこ[サクライヨシコ]
ベトナム生まれ。ハワイ大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」記者、同東京支局長、日本テレビ・ニュースキャスターを経て、フリー・ジャーナリストとして活躍。1995年に『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞、1998年には『日本の危機』(新潮文庫)などで第46回菊池寛賞を受賞。2007年12月に「国家基本問題研究所」を設立し、理事長に就任。2010年、日本再生に向けた精力的な言論活動が高く評価され、第26回正論大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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