出版社内容情報
歴史人口学の最新の成果を気候変動や疫病、市場経済化との関係等さまざまな角度から分析した一冊。研究者のみならず一般の読者にとっても興味深い内容である。
内容説明
日本史の新たな魅力がみえてくる!全国各地に残されたさまざまな資料をもとに、近世~近代の人口や家族構造を明らかにする歴史人口学。その最新の成果と展望を完全に網羅。
目次
日本の歴史人口学
歴史人口学と家族史の交差
人口史における近世
近代人口成長
疫病と人口
プロト工業化と歴史人口学
武士の歴史人口学
気候変動の歴史人口学
移動の歴史人口学
近世日本の出生レジーム
明治戸籍の分析と歴史人口学
国勢調査以前における出生力
歴史人口学の課題と展望
著者等紹介
速水融[ハヤミアキラ]
1929年生まれ。1950年慶応義塾大学卒業。日本常民文化研究所研究員、慶応義塾大学教授、国際日本文化研究センター教授を経て、現在、麗沢大学教授。経済学博士
鬼頭宏[キトウヒロシ]
1947年生まれ。慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、上智大学教授
友部謙一[トモベケンイチ]
1960年生まれ。1989年、慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。徳山大学経済学部専任講師、一橋大学経済研究所客員助教授を経て、現在、慶応義塾大学経済学部助教授
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