出版社内容情報
医療関係者から大きな注目を浴びた『医療現場の行動経済学』の待望の実践編。臨床や公衆衛生の現場のさまざまな実践例を多数紹介。
内容説明
「コロナで自粛はうんざり」「検査なんて面倒」と言われたら?すぐ使える解決策が満載!医療関係者、患者、企業、自治体関係者絶賛。臨床現場・公衆衛生の現場でどのように行動経済学が活用されているのか?「ナッジ」を適切に使うための実践例を多数紹介。
目次
第1部 「行動経済学を使う」とは(巻頭インタビュー 『医療現場の行動経済学』は、臨床医にとって本当に役立つのか?;行動経済学・ナッジの解説;インフォームド・コンセントをナッジする!?)
第2部 行動経済学を医療の実践にどう使うか(新型コロナウイルス感染症対策の行動経済学;感染症対策としての手指消毒;HPVワクチンを本来の接種状況に戻すためのストラテジーの開発;選択アーキテクトとナッジを活用する国を挙げての肝臓病対策の秘策―多職種から構成される「肝炎医療コーディネーター」の活躍;SMSを用いたナッジによる特定健診受診勧奨 ほか)
著者等紹介
大竹文雄[オオタケフミオ]
1961年京都府生まれ。1983年京都大学経済学部卒業、1985年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。1985年大阪大学経済学部助手、同社会経済研究所教授、同大学院経済学研究科教授などを経て、2021年より大阪大学感染症総合教育研究拠点特任教授。博士(経済学)。専門は行動経済学、労働経済学。2005年日経・経済図書文化賞、2005年サントリー学芸賞、2006年エコノミスト賞(『日本の不平等』日本経済新聞社)受賞。2006年日本経済学会・石川賞、2008年日本学士院賞受賞
平井啓[ヒライケイ]
1972年山口県生まれ。1997年大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。1997年大阪大学人間科学部助手、同大型教育研究プロジェクト支援室・未来戦略機構・経営企画オフィス准教授を経て、2018年より大阪大学大学院人間科学研究科准教授。博士(人間科学)。2010年より市立岸和田市民病院指導健康心理士。専門は、健康・医療心理学、行動医学、サイコオンコロジー、行動経済学。2007年日本サイコオンコロジー学会奨励賞、2013年日本健康心理学会実践活動奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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