出版社内容情報
イギリス格差研究の第一人者による渾身のレポート!
私たちを追い詰める“他人の目”という呪縛。
激しい格差は、人類の競争本能を暴走させる。
下流も上流も息苦しい社会の変革に必要なこと。
【本書の主な主張】
・米国人の80%以上が臆病に悩んでいる。
・友情の価値は年間約1200万円
・100万人の英国の生徒が病んでいる
・不平等の拡大でうつ病も広がる
・ゼロサムゲームとしての美容整形
・格差でサイコパス的経営者が評価される
・不相応な出費を促す極限の資本主義
・不平等な社会ほど子どものいじめが激しい
・能力の差が改装を決めるという誤った思い込み
・格差は社会全体の学力を低下させる
・超富裕層はなぜ高価な絵画を求めるのか
・平等な社会は生活の質を別次元の高さへと導く
・労働組合が弱体化すると格差が広がる
・株式会社という制度はこれからも通用するか ほか
内容説明
「金持ち」だって幸せになれない。息苦しいすべての人へ。全英ベストセラー『平等社会』の著者、待望の続編。500超の文献と国際比較データを駆使した渾身の研究。
目次
プロローグ―格差の大きな国で起こること
格差は私たちを不安にさせる
第1部 格差はこうして私たちの心を蝕む(格差は私たちの自信を打ち砕く;格差で私たちは誇大妄想狂になる;格差は私たちを中毒に追いやる)
第2部 社会階級にまつわる神話を壊そう(人は根っから利己的にできているという誤解;生まれつきの能力差が格差を生むという誤解;上流の文化はすべて一流であるという誤解)
第3部 新しい社会の創出に取り組もう(なぜ格差と環境問題の解消を同時に考えるのか;人類と地球のために、生産活動を見直そう)
著者等紹介
ウィルキンソン,リチャード[ウィルキンソン,リチャード] [Wilkinson,Richard]
経済学者、公衆衛生学者。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで経済史を学び、後に疫学を学ぶ。ノッティンガム大学メディカルスクール名誉教授、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン名誉教授。著書『平等社会』はベストセラーとなり、『ニュー・ステイツマン』誌の「この10年に読むべき本トップ10」に選出され、20を超える言語に翻訳された
ピケット,ケイト[ピケット,ケイト] [Pickett,Kate]
疫学者。ヨーク大学健康科学学部教授、同大学未来の健康センター副所長。リチャード・ウィルキンソンとともに、イギリスの不平等を解決するための組織イクオリティ・トラストを設立する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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