スティグリッツPROGRESSIVE CAPITALISM

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スティグリッツPROGRESSIVE CAPITALISM

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  • サイズ B6判/ページ数 472p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492315231
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C3033

出版社内容情報

中流という生き方はまだ死んでいない。
万人を豊かにする進歩的資本主義とは?

上流エリートか、貧困層か……。未来の選択肢は、この二つだけではない。
今こそ、分断なき世界について語ろう!

「スティグリッツはとてつもなく偉大な経済学者だ」――ポール・クルーグマン(ノーベル経済学賞受賞経済学者)

「クルーグマン、ピケティと並び、21世紀のグローバル資本主義論争をリードしてきた偉人」――アンドリュー・アンソニー(ガーディアン紙)

ノーベル経済学賞受賞経済学者が、市場原理主義に異議を唱え、経済の再生を提言する!

いまや経済や政治は、一部の富裕層や大企業だけのためのものになってしまった。
さまざまな産業を、わずかばかりの企業が独占的に支配するようになった結果、格差が急激に拡大し、成長が鈍化している。

金融企業は金融産業の規制の内容を自ら決めている。テクノロジー企業は何の監視もないまま膨大な量の個人データを収集している。そして政府は、労働者のためにならない貿易協定の交渉をしている。富の創造ではなく、他者の搾取を通じて富を蓄えている企業が、あまりに多いのが実情だ。このまま何の手も打たなければ、新たなテクノロジーにより事態はいっそう悪化し、格差や失業が拡大していくかもしれない。

だが、我々が直面しているこのような状況に対し、打つ手がないわけでは決してない。
実際、経済学的に見れば、解決策ははっきりしている。市場の利点を利用しながら、そのいきすぎた行為を抑制する必要があるのだ。市場は国民の利益になるものでなければならず、その逆であってはならないのである。

スティグリッツによれば、富や生活水準の向上を真にもたらすのは、学習、科学やテクノロジーの進歩、法の支配だという。本書で示される政策改革に賛同する人が多数派を占めれば、いまからでも、豊かさが万人にいきわたる進歩的資本主義を構築することは可能だ。そしてそれは、誰もが中流階級の生活を実現できる社会である。

市場原理主義から予想される危機と、進歩的資本主義の基盤を提示する本書は、現代社会の危機的状況を明らかにすると同時に、困難な時代を乗り越えるための、正しい資本主義のあり方、すなわち「それでも資本主義にできること」を示すものである。

内容説明

中流という生き方はまだ死んでいない。万人をモ礪にする進歩的資本主義。

目次

第1部 迷走する資本主義(分断された世界;悪化が進む経済;搾取と市場支配力;グローバル化により自らの首を絞める国家;金融が引き起こした危機;新たなテクノロジーが提示する課題;なぜ政府の介入が必要なのか?)
第2部 政治と経済を再建するために(民主主義を回復する;万人に仕事やチャンスを提供する力強い経済を回復する;万人にまともな生活を;市民社会を再生する)

著者等紹介

スティグリッツ,ジョセフ・E.[スティグリッツ,ジョセフE.] [Stiglitz,Joseph E.]
ノーベル経済学賞を受賞した経済学者。クリントン政権時代の大統領経済諮問委員会の委員長や、世界銀行のチーフエコノミストを務め、タイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれたこともある。現在はコロンビア大学で教鞭をとるかたわら、ルーズベルト研究所のチーフエコノミストを務めている

山田美明[ヤマダヨシアキ]
英語・フランス語翻訳家。東京外国語大学英米語学科中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

36
現在の格差の主因は市場支配力とレントシーキングにあるという考え方/2世紀にわたる研究の結果、私たちはようやく、アダム・スミスの言う「見えざる手」がなぜ見えないのかを理解した。そんなものは存在しないから/新自由主義という言葉といっしょに市場原理主義という言葉が使われているのが大事だと読みました。しかも完全市場などとは程遠いそれであって。2020/09/22

koji

19
ノーベル賞受賞者スティグリッツによる「打ち砕かれた米国流の民主主義・資本主義を再生する処方箋」を表した書。学術書というより啓蒙書ですから、提言に数値的厳密性はなく、寧ろ人々の肌感覚を元にアプローチするものです。中でも私が共感した手法は、米国の(公共政策や制度、経済的な考え方に影響を及ぼす)尊ぶべき価値観を検証し、その回復に力点を置いた手法です。米国のよき価値観とは、平等、寛容、市民が協力し合う姿勢、法の支配、他人に身を捧げる人を称賛する心をいいます。このアプローチは日本再生の視点の一つにしたいと思います2021/02/21

seki

17
経済学者によるトランプ政権批判。アメリカにおける貧富の格差拡大問題については政府による介入が必要だが、現政権は金持ち優遇策しかしていないとする。日本でも、貧富の格差はどんどん拡がっている。市場は必要だが、そればかりに任せるには、現代は複雑すぎる。2020/08/12

速読おやじ

15
市場支配力とレントシーキングがアメリカを蝕んでいる。分断と格差を減らして、豊かさを共有する政治を行うべきであり、強欲資本主義的な価値観を見直す必要があるとの主張が中心。企業は市場支配力を獲得することに血眼であると著者は言うが、世界を豊かにするというようなミッションを掲げている会社もある。ただし、マーケット至上主義は時に失敗することは歴史が証明しているので、何らかの道徳的価値観を持って政府が介入すべきとは思う。著者は資本主義を否定はしていない。僕も資本主義、民主主義の中で皆が豊かになる社会を圧倒的に支持する2021/03/09

はるわか

9
[迷走する資本主義]①分断された社会。②悪化が進む経済。➂搾取と市場支配力:アダムスミスのいう「見えざる手」(市場の調整能力)は存在しない。企業は市場支配力を利用して消費者、労働者、政治制度を搾取。市場支配力は政治権力と化し、社会に無力感を蔓延させた。④グローバル化により自らの首を絞める国家。⑤金融が引き起こした危機:金融産業がアメリカの多くの病弊の根源。金銭のことばかり考える銀行家の近視眼的思考やモラルの崩壊が経済や政治や社会を毒している。2023/08/04

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