直観でわかるゲーム理論―勝負頭脳が冴える「シンプルな必勝法」

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  • サイズ A5判/ページ数 271p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492314326
  • NDC分類 331.19
  • Cコード C3033

内容説明

直観と常識だけでわかるゲーム理論です。数学的な図や表はほとんどなくし、文章を「読めばわかる」ようにしました。昔流でいえば、戦うための「兵法」の本です。知略によって、弱者が強者に勝てます。仕事で信頼され、友情を深め、愛の勝者になり、将来の生活を安心して送るためにも、この科学は現代生活で必須のものです。これまでにないほど、かみくだいたゲーム理論の体系を、やさしく詳しくかつ実用的に解説します。

目次

第1章 勝つための「ゲーム理論」思考法とは
第2章 「囚人のジレンマ」でゲーム理論を考える
第3章 「囚人のジレンマ」の実用的な克服法
第4章 ゲーム理論を「超」実践的に見る
第5章 東洋流とプリンシパル‐エージェント
第6章 「愛」をゲーム理論で考える
第7章 起死回生の逆転テクニック
第8章 「行動経済学」で人間を解き明かす
第9章 知の限界に挑む―ゲーム理論最大の難問

著者等紹介

逢沢明[アイザワアキラ]
大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程修了。現在、京都大学准教授(情報学研究科)、工学博士。知性学、複数系情報学、マクロ情報学の研究者。研究は海外でも表彰されるなど国際的評価が高い。ニューヨーク科学アカデミー会員。政府・自治体などの科学技術政策委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hk

13
「2人ジャンケンと3人ジャンケンではアイコの確率が同じ(1/3)」「神はあがめられたいという承認欲求を満たすため人類に自由意思を埋め込んだのかも」「経営者の報酬開示がさらなる所得格差を招くという逆理」「『派遣社員が増えている』というネガティブニュースで『それならわが社も便乗しよう』という誘因が企業側に働き、更に派遣社員率が増加するというジレンマ」「誘因~モチベーションの訳語レパートリー」「行動経済学の三本柱①損失回避心理②現状維持バイアス③ゼロの買いかぶり」など知識は得られるが総論としてまとまりに欠ける。2018/03/28

nekozuki

5
本当に数式を一切使わないゲーム理論の入門書。六韜のような東洋の考え方を織り込むことに面白さを感じた。ゲーム理論を実生活で利用する上で覚えておくべきは「ゲームのルールを変えること」と「ミニマックス(損失最小)戦略」か。ただ、ゲーム理論というよりは思考法について書かれた本と紹介された方がしっくり来る気もする。また、帯からも恋愛へのゲーム理論の応用を推していることが伺えるが内容が薄っぺらく必要なかったと思う。2014/05/30

河内 タッキー

4
仕事に役立つかと思って軽い気持ちで読み始めた。初めはゲーム理論そのものだったが、途中、これはゲーム理論ではないのではないかと感じられて、正直ダレてきた。ところが、後半でさらに進化したゲーム理論へと進み 、もっと新しい理論への関心を持たせてくれた。世の中は確率の数字だけで動いているわけではない。2013/03/18

ケルトリ

1
行動経済学的な部分もあり、面白い事例を知ることができた2019/03/12

Akio Kudo

1
★★★★ モラルを考えると、受けいれにくい考え方をするような印象あり。非常に読んでいて、勉強になる。2018/10/04

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