内容説明
マクロ経済学の狙いとマクロ経済学データの見方を解説した後で、長期の経済成長論を展開。この経済成長論を中心として長期の経済動向を考えるテキストとしてまとめられている。
目次
第1章 マクロ経済学への招待
第2章 マクロ経済学の計測
第3章 経済成長の概観
第4章 生産のモデル
第5章 ソロー・モデル
第6章 アイディアと経済成長
第7章 労働市場、賃金、および失業
第8章 インフレーション
第9章 本書のまとめと残された課題
著者等紹介
ジョーンズ,チャールズ・I.[ジョーンズ,チャールズI.][Jones,Charles I.]
スタンフォード大学教授。1993年にMITでPh.D.を取得、カリフォルニア大学バークレー校を経て、現在はスタンフォード大学経営大学院(GSB)で教授(STANCO 25 Professor of Economics)を務める。また、NBER(全米経済研究所)のリサーチ・アソシエイトも兼務している
宮川努[ミヤガワツトム]
学習院大学経済学部教授。専門分野はマクロ経済学
荒井信幸[アライノブユキ]
和歌山大学経済学部教授。専門分野はマクロ経済学、日米経済
大久保正勝[オオクボマサカツ]
筑波大学大学院システム情報工学研究科准教授。専門分野はマクロ経済学、計量経済学
釣雅雄[ツリマサオ]
岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授。専門分野はマクロ経済学、日本経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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がっち
4
ローマーモデルまで載せていて、学部には少し重たいが、しかし丁寧にソロースワンからローマー、ソロー=ローマーまで書いてあり、ある程度マクロを学んだらこれよんでおきたいと思う一冊である。とてもわかりやすく、ローマーへの入門となるかもしれない。2012/08/02
ken_ai
2
6章まで読了。非常に分かりやすくお勧めです。2011/09/13
cava
1
一般的なマクロが学びたい方は2巻「短期変動」→1巻「長期成長」が頭に入ってくるかと思います 経済成長について興味関心があるのなら、1巻が適しているといえそうです 構成的には、ジョーンズマクロを踏襲したであろうALLマクロの方が最新事例(EBE)をふんだんに設けており、初学者にとっては楽しめるものとなっていると思いますので、あえて本書を手に取る理由はそこまで見出せないと思いました(そもそも指定テキストとして採用される以外使う機会あるのかな?)2021/12/25
かつきち
1
あれよね。失われた20年に本来あったはずの成長を死んだ子の年を数えるようになっちゃう本だよね。 ソロー=ローマーを丁寧に解説してるので、そこだけは何度も読み返しています。2018/02/06
凸凹
1
中級マクロ経済学のテキスト。訳者のはしがきによれば、筆者のジョーンズ教授は、経済成長論の第一人者であるという。そのため、このテキストでは、筆者の専門分野である経済成長論が強調されており、第1巻では、長期の経済成長論にもとづき経済動向を分析する。アメリカの教科書らしく初学者にもわかりやすいように丁寧に書かれている。特に、ソローモデル、ローマーモデル、ソロー=ローマー統合モデルの解説は秀逸。2013/03/29