出版社内容情報
経済学と進化論は、その誕生以来不可分の関係である。進化という言葉を徹底的に検証し、生物学に由来する概念を経済学に用いることによって生じる問題を論じる。
内容説明
ヴェブレン・シュンペーター・ハイエク…彼らは「進化」をどのように認識していたのか。「進化経済学」の哲学・方法・概念上の基礎を築く意欲的な試み。
目次
第1部 導入と概念(手短な診断;機械論的、生物学的メタファーについて ほか)
第2部 経済学における進化?マンデヴィルからマーシャルまで(政治経済学とダーウィン革命;革命的進化―カール・マルクスとフリードリッヒ・エンゲルス ほか)
第3部 経済学における進化?20世紀の三人の理論家たち(ソースタイン・ヴェブレンとポスト・ダーウィン主義経済学;ジョゼフ・シュンペーターと進化過程 ほか)
第4部 進化経済学へ向けて(最適化と進化;進化・不確定性・意図 ほか)