出版社内容情報
日本経済学会の日本語論文による機関誌。畠中道雄、清滝信宏氏らの論文や本間正明、八田達夫氏らによる財政危機をテーマとしたパネルディスカッションを収録。
内容説明
経済学の最先端の流れを見とおす。最新の経済理論を用いた多角的な経済分析。本書は、早稲田大学で開催された日本経済学会の1997年度全国大会で発表された論文のなかから、会長講演、中原賞講演、3つの招待講演の論文を選び、それにパネルディスカッション、公募による論文を加えたものとなっている。
目次
第1章 マクロ経済時系列分析の方向転換
第2章 信用と景気循環の理論
第3章 動学的最適化行動のノンパラメトリック制約
第4章 一般均衡モデルにおける財政政策の一時性と恒久性について
第5章 年金制度の経済理論:逆選択と規模の経済
第6章 経済システムの進化における規範と合理性:アジア農村からの視点
第7章 財政危機と日本の選択:パネルディスカッション