出版社内容情報
円レートの激動や金融資本の内外取引の活発化に伴い、日本の景気変動は以前とどう変化したのか。景気の動きを図表を使って分析し、日本企業がいかに対応してきたかを解明。
内容説明
本書は、近年の日本経済の大きな特徴である景気変動の安定化現象およびその背後に存在する企業行動の変化を実証的に検討し、それを通じて日本経済の構造変化およびその対応策について考察したものである。
目次
第1部 景気変動パターンの変化の分析(景気変動パターンの変化と特徴;政府支出および家計支出の特徴;輸出および企業投資の特徴;景気変動と経済政策)
第2部 企業の輸出行動の分析(輸出の推移とその特徴;分析の前提と枠組み;規模弾性値の特徴;輸出・内需別弾性値の動向;輸出態度の決定要因と今後の動向)
第3部 企業の投資・財務行動の分析(研究開発投資と財務構造;投資・財務行動分析の理論的枠組み;投資行動と財務政策の関連性と今後の展望;研究開発投資のファイナンス問題に関する数学的注;分析の結論と課題)