雇用融解―これが新しい「日本型雇用」なのか

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雇用融解―これが新しい「日本型雇用」なのか

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492260845
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C3033

出版社内容情報

現代の労働者がいかに過酷な立場に立たされているかを徹底取材。待遇は改善されず、または悪化する一方で、負うべき責任だけは膨らんでいく。雇用のあり方を問い直す警世の書。

【目次】
序章 ニッポン製造業復活の象徴「亀山」の“逆説”
第I部 製造業復活の裏側で
 第1章 異形の帝国「クリスタル」の“実像”
 第2章 若き「請負」労働者たちの“喪失”
 第3章 「外国人研修性」という名の“奴隷”
第II部 「働き方の多様化」という“欺瞞”
 第4章 「フリーター」の描けない“未来予想図“
 第5章 「パートタイマー」の“憂鬱“
 第6章 「個人請負」の悲惨―労働法“番外地”の実態
第III部 雇用融解
 第7章 「正社員」を襲う“ホワイトカラー・エグゼンプション”の衝撃
 第8章 「医師・教師・介護師」を蝕む“聖職”意識の呪縛
終章 「雇用融解」がもたらすもの

内容説明

改善なき低待遇が、のしかかる責任が、働く者の希望と未来を奪う。名だたる大企業の労働実態を明らかにする徹底ルポルタージュ。

目次

ニッポン製造業復活の象徴「亀山」の“逆説”
第1部 製造業復活の裏側で(異形の帝国「クリスタル」の“実像”;若き「請負」労働者たちの“喪失”;「外国人研修生」という名の“奴隷”)
第2部 「働き方の多様化」という“欺瞞”(「フリーター」の描けない“未来予想図”;「パートタイマー」の“憂鬱”;「個人請負」の悲惨―労働法“番外地”の実態)
第3部 雇用融解(「正社員」を襲う“ホワイトカラー・エグゼンプション”の衝撃;「医師・教師・介護士」を蝕む“聖職”意識の呪縛;「雇用融解」がもたらすもの)

著者等紹介

風間直樹[カザマナオキ]
1977年長野県生まれ。都立小石川高校、早稲田大学政治経済学部卒業。2001年同大大学院法学研究科修了後、東洋経済新報社に入社。第一編集局記者として、電機、金融担当を経て、現在、雇用労働問題を中心に担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セロリ

37
2007年に書かれた(まとめられた)著書だが、今読むといろいろ答え合わせになっていると思う。「過労死は個人の問題」と言い切る女社長や、まるで中小企業を潰したいかのような純一郎や平蔵の振る舞い。あーあのときがもしかしたら分岐点だったのか?そういえば夫が、派遣法のことで当時なにか言ってたなぁと思い出した。働いて日々の糧を得て、子どもを産み育てて再び労働力を送り出す再生産の輪がなければ、国は衰退するに決まっている。人間の能力には差があるのも当然のこと。能力の高い人に合わせた世の中じゃ、普通の人は生きていけない。2024/08/19

がっち

5
昨今新卒切り、リストラ、フリーターの増加と雇用の問題はますます激化してきていると思われる。新卒はブラック会社を避けようとしているが、思ってもみないところがブラック会社だったりする。正直こういう本を見ると労働というものが恐ろしいものに思える。経営者からすれば、単に我々はコマなのかもしれないが、労働者も会社の重要な資本である。このことを改めなければならない。そして過労死やフリーターなど日本の問題としても政府は乗り出す必要がある。A2011/08/11

たかひー

1
★★★ ちょっと古い本(10年前発行)だけれども、当時から現在までで少しは改善されているのだろうか。2018/11/21

yamahiko

1
五年前と比べ何が良くなっているのだろうか。2012/10/13

偏頭痛

1
いろいろと衝撃的でした2008/05/01

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