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日本の人事部・アメリカの人事部―日本企業のコーポレート・ガバナンスと雇用関係

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  • サイズ B6判/ページ数 292,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492260777
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C3034

内容説明

日本企業の人事部とアメリカ企業の人事部の違いは?日本もアメリカもともに市場重視の傾向にあるのか?平等と効率は両立するのか?株主とそれ以外のステークホルダーの最適なバランスとは?資本主義は多様化するのか、それとも収斂に向かうのか?本書は、日米の大企業におけるコーポレート・ガバナンスと雇用関係について書かれています。日米両国の大企業への大規模調査をもとに、経済・経営のみならず、歴史や企業文化など幅広い視点から分析し、今後の展望を示します。

目次

第1章 企業経営と資本主義の多様性
第2章 巨大日本企業の人事部―これまでの実態
第3章 現代日本企業の内実
第4章 アメリカにおける人的資源管理の展開
第5章 現代アメリカ企業の内実
第6章 調査データの比較
第7章 評価と展望

著者等紹介

ジャコービィ,サンフォード・M.[ジャコービィ,サンフォードM.][Jacoby,Sanford M.]
1953年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソン経営大学院教授。雇用問題の歴史的分析から現代的な問題にいたるまで多くの業績があり、その研究は従業員とコーポレート・ガバナンス、高業績業務システム、キャリア型の仕事(長期雇用)の将来といった幅広い分野に及んでいる

鈴木良始[スズキヨシジ]
1950年生まれ。同志社大学商学部教授

伊藤健市[イトウケンイチ]
1952年生まれ。関西大学商学部教授

堀龍二[ホリリュウジ]
1954年生まれ。駒澤大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koji

2
日米大企業におけるコーポレートガバナンスと雇用の関係を扱った2005年の書。著者は、本社人事部に観察点を置き、これが日本語版の表題となっています(オリジナルタイトルは「THE EMBEDDED CORPORATION」)。時間の関係で、つまみ食いとなりましたが、備忘録的に結論を残します。日米人事部の違いは、過去は「日本の人事部は最高に近い地位、米国は相対的に弱い立場」。近年は「日本は日米の特徴を併せ持つハイブリッド型への志向、米国は株主志向の一層の強力化、両者の隔たりの拡大」。じっくり再挑戦したい書です。2014/02/23

ねぎとろ

2
日米大企業の経営戦略の違いを人事部という観点から調査した本。基本的にアメリカは多様ではあるが財務部門が力を持ち・株主重視、日本は変化しつつはあるが人事部門が力をもち、ステークホルダー重視の戦略をとっている。しかし業種によっては日米ともに非常に似通った戦略をとっているところもあり興味深い。著者はおおむね日本企業の経営戦略に好意的で、アメリカの株主重視の経営に対しては批判的である。そういった点を考慮に入れても、非常にバランスの取れた良書だと思う。2008/10/22

Go Extreme

1
企業経営と資本主義の多様性: 収斂と国別モデル 展望 巨大日本企業の人事部―これまでの実態: 組織思考 戦略と組織構造 影の実力者 組合 コーポレート・ガバナンス 変化を求める圧力 現代日本企業の内実: 起業の概観 挑戦と変化 変化のなかの安定 アメリカにおける人的資源管理の展開: 初期の人事管理 ウェルフェア・キャピタリズム 激動の時代 人事部の全盛期 1970年代 危機ー1980年代と1990ン円台 現代アメリカ企業の内実 調査データの比較 評価と展望: 曲がり角に立つ日本2018/10/27

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