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潤日(ルンリィー)―日本へ大脱出する中国人富裕層を追う

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492224243
  • NDC分類 334.41
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「潤」は、最近中国で流行っている言葉で、さまざまな理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。もともと「儲ける」という意味だが、中国語のローマ字表記であるピンインでRunと書くことから、英語の「run(逃げる)」とダブルミーニングになっている。「潤日」コミュニティ―、多くの日本人が知らぬ間に、中国や日本、そして世界の変化に応じる形で急速に存在感を増しつつある。この全く新しいタイプの中国人移民たちをつぶさに訪ねて耳を傾けると、その新規性や奥深さを痛切に感じるとともに、日本の政治、経済、社会に見逃せないほどの大きなインパクトをもたらしつつある現状が見えてきた。

目次
第1章 世界の現象としての潤
第2章 タワマンに住む人々
第3章 新お受験戦争
第4章 引退組企業家安住の地
第5章 独自のエコシステム
第6章 地方という開拓地(フロンティア)
第7章 焦燥する中間層
第8章 リベラル派知識人大集結
第9章 抗議者、小粉紅、支黒、大外宣

著者等紹介
舛友雄大[マストモタケヒロ]
中国・東南アジア専門ジャーナリスト。1985年福岡県生まれ。カリフォルニア大学国際関係修士。2010年中国の経済メディアに入社後、日本を中心に国際報道を担当。2014年から2016年までシンガポール国立大学で研究員。2022年よりNHKラジオのニュース番組「マイあさ!」でアジア情勢の解説を担当。2023年にはポッドキャスト番組「Asia Frontline」を始動。アジアの現在を、日本語、英語、中国語、インドネシア語の4カ国語で発信中。本書が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

内容説明

「潤」は、最近中国で流行っている言葉で、さまざまな理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。もともと「儲ける」という意味だが、中国語のローマ字表記であるピンインでRunと書くことから、英語の「run(逃げる)」とダブルミーニングになっている。「潤日」コミュニティ―、多くの日本人が知らぬ間に、中国や日本、そして世界の変化に応じる形で急速に存在感を増しつつある。この全く新しいタイプの中国人移民たちをつぶさに訪ねて耳を傾けると、その新規性や奥深さを痛切に感じるとともに、日本の政治、経済、社会に見逃せないほどの大きなインパクトをもたらしつつある現状が見えてきた。

目次

第1章 世界の現象としての潤
第2章 タワマンに住む人々
第3章 新お受験戦争
第4章 引退組企業家安住の地
第5章 独自のエコシステム
第6章 地方という開拓地(フロンティア)
第7章 焦燥する中間層
第8章 リベラル派知識人大集結
第9章 抗議者、小粉紅、支黒、大外宣

著者等紹介

舛友雄大[マストモタケヒロ]
中国・東南アジア専門ジャーナリスト。1985年福岡県生まれ。カリフォルニア大学国際関係修士。2010年中国の経済メディアに入社後、日本を中心に国際報道を担当。2014年から2016年までシンガポール国立大学で研究員。2022年よりNHKラジオのニュース番組「マイあさ!」でアジア情勢の解説を担当。2023年にはポッドキャスト番組「Asia Frontline」を始動。アジアの現在を、日本語、英語、中国語、インドネシア語の4カ国語で発信中。本書が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

179
「潤(ルン)」とは様々な理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。都内のタワマンや高級不動産の購入、子供への惜しみない教育投資、大富豪による日本移住、地方の中国村化などが紹介される。外国人による不動産売買などを制限しないザル行政をこのまま続けるしかないのでしょうか。経済は回っても、一部の人の利益にしかならないんだけど。2025/03/30

ころこ

39
潤日(ルンリー)とは、runとも重ねられている、より良い暮らしを求めて中国を脱出する人々のことだ。華僑と違い、出稼ぎや政治的な主張により日本に来たわけではない。彼らは都市住民で、ビザがとりやすかった、言葉を話せなくても漢字を読めば暮らしていけるなどの理由でシンガポールやカナダなど他の選択肢の内、日本を選んだ人々だ。既に中国の社会システムが進んでいるところが多くあり、日本在住の潤日のインタビューでは、日本の手続きの煩雑さに対する不満が溢れる。他方で、彼らは中国政府の乱暴なコロナ対策に愛想をつかして脱出してき2025/02/07

kan

29
様々な事情で日本に移住する中国人の実態が豊富な例とインタビューから浮かび上がり大変面白かった。中国の起業家が、シンガポールや北米ではなく日本に潤=runする理由や、地下銀行の存在、銀座の会員制クラブなど、関係性や面子を重視する中国ならではの行動特性がよく現れていると思った。中国の受験競争から逃れ、日本に教育熱を持ち込むのは以前からだが、ハロウ安比や文京区の3S1K公立小など、新情報も興味深い。学生の頃にアメリカンスクールインジャパンで働いていたが、最近は多数の中国人が説明会に参加しているそうで驚いた。2025/04/24

メタボン

18
☆☆☆☆ 情報統制により生きづらくなっている中国、人口減少と経済停滞が続く日本、両国をめぐってますます難しい局面になりそうな様相の中で、日本へ脱出してくる中国人の実態について丹念な取材と鋭い考察で書かれた労作。「悪化を続ける受験戦争を避け良質な教育を求めてくる一家」「割安なタワマンなどを通じて資産保全を図る中年層」「毒された情報空間から抜け出し自由な言論空間を享受したい知識人」「行きすぎた愛国主義を恐れるうちに安心安全なリタイア生活を過ごしたいと思うに至った経営者」共通するのは良く扱あら逃げる姿勢。2025/04/15

まー

16
様々な思惑から国を脱出し日本に住む中国人が増えているという話でした 富裕層やアッパーミドル層が資産保全の為、教育に関する過当競争回避の為、習近平体制による未来への不安を感じる若い世代、言論の自由を求める知識人など理由は様々ですこの様な問題を日本の人口減少問題と絡めて考えると話はとても難しいですね2025/02/24

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