入門テキスト 安全学

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入門テキスト 安全学

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492223703
  • NDC分類 509.8
  • Cコード C3036

出版社内容情報

事故を防ぐ、リスクを最小化するモノづくりの思想、消費者の心がまえはどうあるべきか。総合的な学問である「安全学」を説く初の書。

ガス機器、エレベーター、立体駐車場などの事故事例から大災害への備えまで
どうしたら「安全」は手に入るのか?

第一人者が体系的に書き下ろした待望の決定版

安全とは「許容不可能なリスクがないこと」
リスクとは「危害の発生確率とひどさの組み合わせ」
「利便性と危険性」とを考慮してリスクは受け入れる=「安全」と考える
「絶対安全」=「リスクゼロ」はありえない


【主要目次】
序章 さまざまな安全対策が求められている
 多発する身の回りの製品事故
 こんにゃくゼリーによる窒息事故
 エスカレーター転落事故
 メーカーと消費者の責任と役割
第1章 安全とは何か
 安全はリスクによって定義される
 「受け入れ可能なリスク」とは何か
 絶対安全は存在しない=リスクゼロはありえない 
第2章 安全学を確立する
 安全を「見える化」する
 「技術的」「人間的」「組織的」:三つの側面から見る 
第3章 リスクアセスメントとは何か
 危険源をいかに同定するか
 リスクを評価する
第4章 リスク低減のための三つのステップ
 「六本木ヒルズ」で大型自動回転ドア事故が発生
 3ステップメソッド――リスク低減には順番がある
 ふじみ野市プール事故に見る3ステップの重要性
第5章 安全のための技術
 ヒューマンエラーとフールプルーフ
 機械は故障するものである
 「フォールトアボイダンス」
 「フォールトトレランス」
 フェールセーフ=機械が壊れても安全である
 ハイボールの原理
第6章 安全のための人間力
 人間と機械との微妙な関係
 自動車の安全を考える
 人間のミスの背景と対応
第7章 安全のための組織、制度
 法律で安全が確保できるか
 認証と認定
 国の基準は最低基準でしかない
第8章 企業における安全の確立と信頼の獲得
 なぜエレベータ事故が起きたのか

内容説明

ガス機器、エレベーター、立体駐車場などの事故事例から大災害への備えまでどうしたら「安全」は手に入るのか?第一人者が体系的に書き下ろした待望の決定版。

目次

さまざまな安全対策が求められている
安全とは何か
安全学を確立する
リスクアセスメントとは何か
リスク低減のための三つのステップ
安全のための技術
安全のための人間力
安全のための組織、制度
企業における安全の確立と信頼の獲得
大災害にどう備えるか
安全は誰がどう確保するのか
安全学で未来を考える

著者等紹介

向殿政男[ムカイドノマサオ]
明治大学名誉教授、明治大学校友会会長。1942年生まれ。70年明治大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程修了。70年明治大学工学部電気工学科専任講師。78年同教授、89年明治大学理工学部情報科学科教授、96年明治大学大学院理工学研究科委員長、2002年明治大学理工学部学部長。2013年から明治大学名誉教授。2009年から明治大学校友会会長。1987年国際ファジィシステム学会(IFSA)副会長。93年日本ファジィ学会会長、2002年日本信頼性学会会長、2006年日本学術会議連携会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ことよん

2
前半良かったです。そのまま後半に期待したのですが...。安全と安心の違い、わかりやすかったです。2017/03/16

ミッキー

2
安全について網羅的にとっかかりを作ることが出来ます。そして、企業の進むべき道も見えて来ます。参考になりました。エピソードも楽しいです。2016/06/08

こたつ

0
向殿先生の著書です。安全の確保に当たって、機械安全や品質管理など、個別分野での取り組みはありますが、社会全体を通じた体系的な「安全学」を確立しようという内容でした。労働、産業、情報、消費者、自然災害等々、どのような分野に携わる人であっても押さえておくべき基礎的な内容がわかりやすく説明されていたので、タイトル通りの良書だと思います。2019/12/07

issy

0
機械安全および関連する国際標準規格の大家である向殿先生が改めて「安全」を学問として体系化した書。これから「安全」に携わる人には良い入門教科書となっている。既に向殿先生の本を読んでる人には既知の内容が多いが基本に立ち返る意味で一読の価値あり。2018/02/18

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