出版社内容情報
人は簡単に「働かないオジサン」になる。本書ではその原因となる「中年後の真実」を解明し、後ろ指を指されないための対応策を示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
114
職場にまさしくタイトル通りの「オジサン」がいて、かなり扱いに苦慮しており少しでも何かの参考になればと思い、手にとりました。読めば読むほど私の職場にいる方に見事にシンクロして、納得する点が多々ありました。結果から言うと、やはり今さらどうしようもなさそうなのが着地点であり、反面教師としていかに自分は『働かないオジサン』にならないかを意識して、仕事するかというコトになるようです。自分が正しいと信じて疑わない、過去の自分の経歴にいつまでもすがるなど、やはり自分から何かしら変わろうとしないとダメだろうなと思います。2022/01/22
まさきち
60
あーこんな人いるなーと実感した一冊。時文はそうならないようにと戒めになりました。2016/11/28
どぶねずみ
41
「働かないオジサン」とは様々な理由から働く意欲を失った年配社員のことを表現したもので、男性だけに限らない。社員が「働かないオジサン」化するのは日本の企業の特徴で、がむしゃらに頑張ってもそれ相応の評価を得られなかったり、体力の衰え、世間や社内の変化に追い付けずに取り残された人がなりやすい。ならないためには、「心の定年」を乗り越えることや、仕事以外にやりがいを見つけるなど、心を成長させるべき。うちの部署にいる「働かないオジサン」を少しでも役に立つオジサンに変えていかなくては!2023/12/09
hatayan
39
職場で漫然と座っているだけで何もしないオジサン。40代以降、組織で働くことの意味に悩む「こころの定年」に向き合うことから目を背けると高い確率で誰もがそうなる。オジサンを反面教師に、自分に残された時間を逆算しながら未来はどうありたいか考えようと提案します。 自分の利益や評価を求めるよりも、自分が所属する集団に貢献できる感覚を持てる人は生涯現役でいられる、挫折が価値観を転換するきっかけになる。 職場の外で承認を得られる場所や余暇をかけて取り組めるものがあるだろうか、問いかけられているような気がしました。2019/02/02
かまど
31
『取り替え可能な自分に安住しない』 会社組織に必ず存在する「働かないオジサン」。 私も、この「働かないオジサン」の仲間入りをするのに、充分な年齢となってきました。 「働かないオジサン」にならないためには、どうするか。この一冊は「働き方」の指針を与えてくれます。 その中には、『まず組織のルールを知ること』が重要であると書かれています。 (続く)2014/12/15