あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

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あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492223345
  • NDC分類 336.04
  • Cコード C3036

出版社内容情報

「やりがいよりカネ!」堂々とこう言えない日本はやっぱりおかしい。日本人にかけられた「社畜」という呪いを鋭く解明する。

――「たかが仕事」でそんなに苦しむのは、アホらしいと思いませんか?――

「朝30分遅刻すると鬼のように怒られるのに、夜30分残業してもその残業代は払われない」(事務)
「給料がたくさんもらえれば、仕事のやりがいだって少しは感じられるかもしれない」(事務)
「『定時』はだいたい22時』(SE)
「就活中の学生には、業務時間内にメールを送るように指示されている」(営業)
「同僚が上司から『あいつはよく休む』と評価されていることを知り、自分はもう休めないと思った」(営業)
「ワークライフバランス否定派の先輩が、健康診断にひっかかって顔面蒼白になっていた」(SE)
「OG訪問をしたら、先輩女性社員の肌の荒れ方にびっくりした」(大学生)
「学生時代はほとんど勉強しなかった友人が、就職するなり『早く成長したい』とか言い出して、心配になる』(事務)

みんな、「働くこと」に悩んでいます。
「やりがい」って、そんなに必要なのでしょうか?
「お金のために働く」って割り切ることは、そんなに悪いことなのでしょうか?

本書では、大人気ブログ「脱社畜ブログ」の管理人が、みんなが心の中では「おかしい」と感じている
働き方をぶった切り、日本人にかけられた「社畜」の呪いを解消します。
「働くこと」に悩んでいるビジネスパーソンはもちろん、就活中の学生にもおすすめです。

第1章 あ、今日は用事があるんで定時に失礼します。
     ――ここがヘンだよ、日本人の働き方

第2章 いえ、それは僕の仕事じゃないんで。
     ――日本のガラパゴス労働を支える「社畜」

第3章 はい、将来の夢は毎日ゴロゴロ寝て暮らすことです!
     ――社畜が生まれるメカニズム

第4章 えー、「従業員目線」で考えますと……
     ――脱社畜のための8カ条

【著者紹介】
日野 瑛太郎(ヒノ エイタロウ)
「脱社畜ブログ」管理人
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌でWebサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」(http://dennou-kurage.hatenablog.com/)を開設。ブログはたちまち月間約50万PVの有名ブログになり、現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)がある。

内容説明

「たかが仕事」に、殺されたくない。これがぼくらの「脱社畜」戦争。

目次

第1章 あ、今日は用事があるんで定時に失礼します。―ここがヘンだよ、日本人の働き方(日本の職場では残業をするのがあたりまえ;残業は「例外的なもの」のはず ほか)
第2章 いえ、それは僕の仕事じゃないんで。―日本のガラパゴス労働を支える「社畜」(「社畜」とは何か?;こうして社畜が生まれた ほか)
第3章 はい、将来の夢は毎日ゴロゴロ寝て暮らすことです!―社畜が生まれるメカニズム(小学校の段階から社畜教育は始まっている;就活を意識した社畜予備軍としての大学生活 ほか)
第4章 えー、「従業員目線」で考えますと…―脱社畜のための8カ条(「やりがい」にとらわれるな;つらくなったらいつでも逃げていい ほか)

著者等紹介

日野瑛太郎[ヒノエイタロウ]
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌でWebサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

165
まさに本書と同じ考えだが、現実問題中々会社では通用しない考えだなといつも感じるのは本当に残念だ。そういう意味で日本の会社は異常なのかもしれない。2014/01/21

徒花

148
うーむ、ビミョ。書いてある内容そのものは悪くないんだけど、本の後半に進むまで「で、どうしたらいいわけ?」という、個人として今すぐ実践できる具体的な行動がなかなか出てこないのが不服。前半は日本社会、昭和・平成の日本企業にありがちな制度の批判に終止しているのだけど、内容そのものに新鮮味はない。まあ、いまの日本の会社制度に何かしら不満抱いている人にとっては、読むと「そうだそうだ」と納得できるのかもしれないが。2019/08/02

えちぜんや よーた

108
ふだん「脱社畜ブログ」を読んでいると、本書の内容は特に驚きはしない。日本の「労道」に対して「どうしたらええねん」という具合に具体的に掘り下げられることもできたでしょう。すでに前著で対策法は掲げておられるし。あえてそれはせずに「脱社畜」の考えのみにとどめたのは、まず世間に「日本人の働き方の矛盾」に気づいてもらいたいという意図が、あったからだと思う。2014/02/05

ハッシー

83
★★★★☆ 表題からゆとり世代の人が書いた会社批判本かなと思っていたが、日本の社会や雇用システムが持つ矛盾に対し、正論で真っ向から挑んだ意欲作だった。共感することしきりで、自分自身も振り返れば「社畜」として経営者に搾取されていたんだと思う。日本の会社を辞めてみると、日本の雇用システムが如何に異常なのかがよく分かる。一番共感したのは、会社と従業員は本来対等な関係であるべきということ。終身雇用を餌に会社にとって都合の良い「社畜」にされていることに疑問を持たなければ、一生搾取されて終わってしまう。2019/07/07

本詠み人

61
労基法的にアウトな働き方…やり甲斐搾取が横行している。多くの方のつぶやきが左上部にあるのだが、サービス残業・休日出勤が常態化してるのが読み取れて、読んでると哀しくなる。当たり前のことが当たり前になされる、真っ当な人が真っ当に評価される社会になるために、最低限の労働法規は義務教育で学べるといい📚2022/02/27

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