ルポ アメリカの医療破綻

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492223154
  • NDC分類 498.025
  • Cコード C3036

内容説明

病気が普通の市民を貧困へと突き落とす!医産政複合体の問題点に切り込んだ意欲作。

目次

ある急患の死―ボストン
普通の市民の医療破産―ギルバーツヴィル
悪徳医療保険に気をつけろ―デルトナ
“市場原理”にはさからえない―オースティン
行き詰まる退職者保険制度―スーフォールズ
メディケイド(低所得者向け医療保険)―ローレンス郡
病院は敵か味方か?―シカゴ
無保険者は死ととなり合わせ―ロサンゼルス
精神疾患医療は誤解だらけ―デンバー
国民皆保険の実現に向かって―ワシントン
「健保弱者」への対処は日米共通の課題

著者等紹介

コーン,ジョナサン[コーン,ジョナサン][Cohn,Jonathan]
ハーヴァード大学卒業。現在、『ニューリパブリック』のシニアエディターとして、アメリカの福祉、医療問題を中心に主に政治記事を担当。シンクタンク、デモスの特別会員。「医療問題に関する我が国有数のライター」(『ニューヨークタイムズ』)との評価を受ける。カイザー・ファミリー財団のメディア会員として、『ニューヨークタイムズ』『ワシントンポスト』『ローリングストーン』などにも寄稿。ミシガン州、アンアーバー在住

鈴木研一[スズキケンイチ]
1962年信州大学文理学部社会科学科卒業。1971年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。以後、フリーランスの翻訳者として活動。『ニューズウィーク』日本版創刊以来、約20年間、その翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yooou

6
☆☆☆☆★ 正に目の前が真っ暗になるような陰惨な実態に怒りと恐怖を覚えました。日本が同じ轍を踏まぬ事を切に願います2012/03/25

河童

1
日本の医療保険制度はどうなってゆくのだろうか?この本に書かれているようなアメリカの医療と同じ道をたどるとは思えないにしても、TPPが導入されようとしていることなどを考えると、楽観してばかりはいられないな。もしかしたら、日本もアメリカと同じように医療破綻してゆくのかも。。2012/06/14

ユッケ

1
時間がない方は、書店で「結論」と「解題」の章だけでも立ち読みする価値があると思います(出版社や書店には迷惑なことですが)。  しかし、医療保険の制度設計の問題であると同時に、社会そのものの制度設計の問題であると再認識。結局のところ、日本における問題と根が同じだから。高齢化、失業と賃金の低下、格差(世代間や収入)など。読んでいる間も読了後も考えてはいるが、はっきりとした答えが出せていない。基本的に皆保険賛成で維持したい方向なのだが、どうしたらいいのかが……。2011/11/20

Ayano

0
いただいた本。アメリカの医療制度自体に詳しくなかったので調べながら読んだ。日本の皆保険制度って負担割合が上がった大変だとか話題になるけれど、制度自体はすごい仕組みなんだなと改めて感じた。また、個人を直接的には経済的に、間接的には適時の受診と治療によって身体的に救われる制度でもある保険制度は時の政治と国家の懐事情に左右されることもわかった。表テーマがアメリカの医療制度とそのケース、裏テーマがそれに伴う「貧困」に陥ることによる医療の個への影響かなと思いながら読んだ。2024/06/19

ねこムスメ

0
これを読めば日本の保険制度のありがたさを実感する。

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