出版社内容情報
コロナ後に適応した新しい働き方や暮らし方を示すネクスト・エコノミー構想。テックカルチャーが企業や国家に代わる新しい社会を作る
内容説明
コロナ後の「成長なき時代」に適応した新しい働き方や暮らし方を示すネクスト・エコノミー構想。テックカルチャーが企業や国家に代わる新しい社会を作る。
目次
序章 公正を志す先駆者たち―資本主義への挑戦
第1章 すべてのものが共有されていた―前史
第2章 美しい人生のための原則―形成
第3章 もう一つのシェアリング・エコノミー―破壊か創造か
第4章 分散自律型社会の「ゴールドラッシュ」―アルゴリズムから「信頼」へ
第5章 スローコンピューティング―「協同」のプラットフォーム
第6章 土地を解放せよ―権力と自由
第7章 文明の危機と「所有権」のゆくえ―ピアツーピアとコモンウェルス
著者等紹介
シュナイダー,ネイサン[シュナイダー,ネイサン] [Schneider,Nathan]
ジャーナリスト、コロラド大学ボルダー校メディアスタディーズ学部助教授。経済、技術、宗教について執筆活動をしており、『ニューヨーク・タイムズ』『ニューヨーカー』『ニュー・リパブリック』『カトリック・ワーカー』などに寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shikada
16
古くて新しい「協同組合」についての一冊。協同組合というと生協とか農協とか、昔ながらの日本的な組織というイメージがあったけれど、現在、新しいかたちの協同組合ができてきている。たとえばプラットフォーマーに搾取されるギグワーカーたちが、協同することで自分たちを守ろうとしている。組織に縛られない、個人で自由な働き方…なんて喧伝されてたギグワーカーたちが協同しはじめたのは、1週回った感がある。本書は内容が難しめで、正直あんまり理解できた気はしない。2021/05/14
suma2021
3
原著は2018年発行。資本主義のアンチテーゼとして協同組合を取り上げてる。読解力不足かも知れないが、極力著者の主観(あるべき論)を廃して取材結果の積み重ねを記すドキュメンタリー的記述なので読後の考察は読者に委ねられてる。 投資家不在で参加者の協同統治は市場原理で対処できない課題を解決できる。いっぽう使用者やギグワーカーから生まれるデータを基にしたプラットフォーマーの権威的統治と比較すればより良い社会に相応しいのは協同統治だ。組織形態だけでなくプラットフォームコーポラティビズムという理念が大切だと感じた2021/05/03
リットン
1
昔からある協同体の事例をドキュメンタリー的に書いていて、地名や人物名がピンとこなくてよくわからなかった。ドキュメンタリー的な本としては、そういうものだと思うが、各章の内容から、で?と思ってしまった。結局、タイトルにある、ポスト資本主義を生み出す協同のプラットフォームがなんのことを言っているのかよくわからず2021/06/07
アルミの鉄鍋
1
★3 難しすぎたかもしれない。参考になった箇所と言えば、シリコンバレーがすでにシェアリングという言葉を使うのをやめてると言うところ。オンデマンドもサービスが同じだと、批判の的になるのは同じだとは思うが…2020/10/31
takao
1
共有・協同組合2020/10/29