出版社内容情報
3・11で官房長官をつとめ、原発問題に経産大臣として向き合う枝野幸男氏は、かねてより近代社会の終焉に強い危機感を表明してきた。
いま日本には必要なのは近代の敗戦処理だと彼は言う。「山の上にもう雲はない」。経済成長の果実を分け合う「正の再分配」の時代から、負担を分担して支え合う「負の再配分」の時代に入る。そして政治家は、これまでの利権分配人から、国民に「負の再分配」を受け入れてもらうための「説得の人」が求められるのだと言う。
成長も依存もできない時代の新しい国の在り方、人生の有り様とは? 脱近代化を訴え続ける枝野氏の激しくも、ほのかに希望が見えてくる真っ当な政策論です。
<目次>
第0章 3・11が突きつけたもの―近代化の終焉
第1章 脱近代化社会へ――負の再分配と成熟した豊かさ
第2章
内容説明
「成長」や「改革」は幻想だ。拍手喝采される政治は嘘。東京に使用済み核燃料の受け入れを求める。官邸デモは有効である。必要なのは「敗戦処理」だ。「眠らない男」の直球書き下ろし。
目次
第0章 3・11という“最後通牒”
第1章 負の再分配と成熟した豊かさ―脱近代化社会の構想
第2章 脱原発依存への道―エネルギー政策
第3章 安心社会による活力―国内経済
第4章 生き残りの新戦略―対外経済
第5章 覚悟を求める政治―参加型民主主義の時代
著者等紹介
枝野幸男[エダノユキオ]
衆議院議員(埼玉5区選出、当選6回)。1964年栃木県宇都宮市に生まれる。83年栃木県立宇都宮高等学校卒業。87年東北大学法学部卒業。88年司法試験合格。91年弁護士登録。93年日本新党の候補者公募試験に合格し、旧埼玉5区から衆議院議員に立候補・初当選。その後、新党さきがけを経て、96年民主党入党(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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