出版社内容情報
政策形成とは、まさに組織を超えたナレッジ・マネジメントである。『知識創造企業』の著者が、これからの政策形成のあり方や、日本の国家像について論じる。
内容説明
政策形成とは、本来、さまざまな立場の人が知識を共有したうえで、新たな方向性を見いだす作業であり、換言すれば、組織を超えた知識創造そのものである。本書は、知識をベースにしたマネジメント、すなわち知識経営ないしナレッジ・マネジメントの理論と方法が、国家的な問題解決にも大きく貢献し得るものであるとの観点に立ち、二一世紀型の政策形成のあり方および国家像についての共同研究を行った成果の一部である。
目次
知識国家の構想
第1部 政策形成プロセスの新潮流(政府の機能と情報化による知識創造の場の拡大;匿名掲示板の動向;ポスト開発主義の政策決定と社会的知識マネジメント)
第2部 組織革新からの示唆(組織を超えた知識創造と政策形成―オープン・コラボレーション;ナレッジ・ダイナミクスの発見―パブリック・セクターの組織革新への示唆;戦略環境の変化と軍事組織の対応―軍事における革命(RMA)と組織的知識創造)
第3部 合意形成プロセスの実証研究(NPO法成立過程―改訂・政策の窓モデルによる分析;社会的合意形成における複雑性の縮減メカニズム―原子力発電をめぐる信頼と社会システム観の分析)
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