出版社内容情報
育児休業制度はあっても十分活用されていないのが現実。どうすれば育児休業が取れるのか、トラブルをどう回避すればよいのかなど、企業にも労働者にも役立つ入門書。
内容説明
女性が出産後育児のため会社を辞めてしまうのは、会社にとっても人材の損失です。そこで会社を辞めずに1歳未満の子を育てるため休業する制度ができたのです。この子育てのための休業は、男性でも利用できるようになっています。子育ては女性がするものという考え方が崩れ、夫婦で行うものという習慣が形成されようとしているのです。一方、会社として、育児休業制度や介護休業制度にどのような対応をしたらよいのでしょうか。会社にとっても、従業員に育児休業を取らせることでさまざまな制度が利用できるというメリットを知っておくべきです。本書は育児休業について、イラストやマンガを交えわかりやすく解説しました。
目次
第1章 育児休業法ってどんなもの?(子どもが生まれない!!;子どもが生まれないとどうなる? ほか)
第2章 育児休業に入る前に(残業は拒否できる?;勤務中に保健指導、健康診査が受けられる? ほか)
第3章 育児休業に入る(育児休業期間中、給付金がもらえるって本当?;育児休業基本給付金はどんな人がもらえるの? ほか)
第4章 職場復帰後(育児、さぁ、これからが本番!;社会全体で「子育て」支援 ほか)
第5章 育児休業にまつわる話(育児休業しないで短時間勤務をすることは可能?;勤務時間短縮等の措置が受けられる人 ほか)
著者等紹介
秋保雅男[アキホマサオ]
1941年2月14日生まれ。社会保険労務士。製造業某社にて、総務課長、経理課長を歴任後、独立開業。以後、労務管理を中心としたコンサルタントとして25年にわたり活躍する。社会保険労務士を中心に200人以上が集まる研究会を主催するなど幅広い活動を続けている。現在、早稲田大学エクステンションセンター講師(社会保険労務士講座、年金講座担当)、(株)産研常任顧問、(株)労務経理ゼミナール代表取締役社長
児玉美穂[コダマミホ]
社会保険労務士。現在、児玉美穂社会保険労務士事務所を主宰。早稲田大学エクステンションセンター講師、(株)産研企業研修講師、(株)労務経理ゼミナール取締役
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