出版社内容情報
平成15年決算は大倒産時代がやってくる!本書では粉飾決算書を見抜くポイントを、「ヒトモノカネ」の読み方におき、誰にでもできる粉飾決算の読み方を解説する。
内容説明
本書では、まず、決算書から決算書に反映される取引や活動、さらにそれらの背後にある経営戦略まで、遡及的・逆進的に分析する手法を提言した。次に、複式簿記の知識がない読者にも決算書の解読方法や粉飾決算のメカニズムを理解していただけるよう配慮した。すなわち、具体例を設け、決算書の具体的数値から具体的な取引や活動という決算書の源流まで遡り、決算書の作成方法および決算書と取引や活動との関連性、さらに決算書相互間の関連性まで解説した。さらに、決算書の分析のみに頼らず、決算書作成会社の経営者や管理職に対するインタビューによって人的側面から粉飾決算の動機や手口を見抜くことと、外部の風説からも粉飾決算を見抜く糸口を探る手法も提示した。
目次
第1章 素人でもわかる粉飾決算の見抜き方
第2章 粉飾決算を数字から見抜く
第3章 粉飾決算をヒトから見抜く
第4章 外部の風説から粉飾決算を見抜く
第5章 粉飾決算を見抜くための決算書の基礎知識
財務諸表から具体的な粉飾活動を読みとる方法
著者等紹介
吉田博文[ヨシダヒロフミ]
1951年岡山県に生まれる。早稲田大学大学院経済学研究科修了。アーサーヤング公認会計士共同事務所、監査法人朝日新和会計社、アーンストアンドヤングコンサルティング株式会社勤務の後、現在、公認会計士吉田博文事務所主宰。日本公認会計士協会計算鑑定人専門部会部会長。早稲田大学エクステンションセンター講師
安達俊夫[アダチトシオ]
1954年宇都宮市生まれ。1982年早稲田大学大学院経済学研究科修了。1987年東京税理士会京橋支部入会と同時に税理士開業。早稲田大学エクステンションセンター講師
坂上信一郎[サカガミシンイチロウ]
1958年11月18日鹿児島県生まれ。1985年3月早稲田大学大学院商学研究科修了。1985年10月アーサーヤング公認会計士共同事務所(現在の新日本監査法人)入職。1993年6月同法人退職と同時に独立開業、現在に至る。日本公認会計士協会経営研究調査会計算鑑定人専門部会副部会長。同じく知的財産専門部会専門委員。日本公認会計士協会機関誌編集委員。早稲田大学エクステンションセンター講師
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