出版社内容情報
【目次】
内容説明
ネーションへの同化でもなければ、グローバル化の伸展でもない、時空の異なる作品に張り巡らされた世界の複数性を読解する。
目次
第1部 ロートレアモン、クレオール、そして「世界‐文学」|立花英裕の仕事(パリの異邦人;マルティニックとクレオール;ハイチ、ケベックと「世界‐文学」の可能性)
第2部 複数の世界文学に向けて(日本におけるフランス語圏アフリカ系文学出版・研究史事始め;継承できないものを継承する―「フランス語圏文学の遺産と未来」をめぐって;二つの越境―ロートレアモンとラフェリエール;奴隷制とショアーの呼応―シモーヌ&アンドレ・シュヴァルツ=バルトのカリブ海連作に見るケアの思想;デウェ・ゴロデーとニューカレドニアの文学;世界文学のなかのフランス語圏文学―文学賞と市場を手がかりに;世界文学からフランコフォニー文学へ―概念と言語にまつわる系譜について)
著者等紹介
澤田直[サワダナオ]
立教大学名誉教授(フランス語圏文学・思想)
中村隆之[ナカムラタカユキ]
早稲田大学教授(フランス語圏カリブ海文学・環大西洋文化研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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