内容説明
本書は、90年代半ば以降、米国金融機関がどのような21世紀像を描きながら再編に取り組んできたかを記述しようと試みたものである。したがって本書は、第1章で業態を超えた共通認識と課題を整理し、第2~6章で各業態特有の事情と、主要プレイヤーの戦略を概観した。そしてこれらを踏まえたうえで、第7章では、総合化の道を歩み始めた金融機関を取り上げ、どのような商品・価格・チャネル・営業手法等の組み合わせが考えうるのかを紹介する構成とした。
目次
第1章 米国金融機関の再編
第2章 銀行とファイナンスカンパニー
第3章 カード会社
第4章 証券会社
第5章 資産運用会社
第6章 保険会社
第7章 総合金融機関としての覇権争い
著者等紹介
沼田優子[ヌマタユウコ]
野村総合研究所資本市場研究部主任研究員。東京大学経済学部卒業後、野村総合研究所に入社。資本市場調査部などを経て、1997年にNRIアメリカ出向。2001年10月より現職
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