日本を考える<br> 自画像としての都市―その理念と造営能力を問う

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日本を考える
自画像としての都市―その理念と造営能力を問う

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492085530
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C3033

出版社内容情報

都市は、その国、その時代の人々の価値観を映す自画像。都市が示すさまざまな表象の中に現代の日本人の意識の深層、文化・社会の特性を読み取り、遷都論批判に及ぶ。

内容説明

世界の都市を類比し日本社会と日本人の精神のあり方を問う刺激に満ちた都市・建築論。

目次

都市造営の理念―仮の住処か終の住処か
政治の形と都市の形
人生の舞台と物流装置
饒舌の都市と沈黙の都市
機能的分離主義の限界
公と私の均衡―国家の祖型
市民と消費者の距離
地域循環と街の形
アメリカン・スタイルの反都市性
深傷を負ったロサンゼルス
都市造営能力と歴史意識―チャイナタウン考
首都の文化的役割―遷都論批判
視線の被曝量とファッション
都市の安全保障としての森と田園
「激安店」は街を破壊する
競争のルールと共生のルール
人はなぜ様式を必要としたか
ヒューマンスケールの原点
記憶装置としての都市
都市との対話〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hakodadi

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先日逝去した辛口コメンテータ井尻氏の本。「都市の作り方」を切り口に、米日と欧の文化やありようを論じたものだが、刊行が20年以上前というのに、まったく色褪せていないどころか、むしろその先見性に驚く。アメリカ型資本主義が結局は、中心市街の空洞化=貧困化と郊外の富裕層住宅そして大型ショッピングセンターという二極分化極まった、いびつな都市しかつくりだせなかった(そして日本もそれに無批判に追随)ことの歴史的背景を説得力あるわかりやすい筆致で述べる。2015/06/16

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