出版社内容情報
「憲法」「安保改定」「専守防衛」「非核三原則」「防衛費1%枠」「尖閣問題」「集団的自衛権」から岸田政権の「三文書改定」まで、防衛政策の攻防と決定の軌跡を描く。取材期間37年超の力作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くものすけ
4
防衛費の!%枠の成り立ち、また、1%超の熾烈な攻防など非常に興味深い内容、政治の舞台裏など関係者らへの詳細なインタビューを元に描出されている力作。また、内容も平易に理解し易い様に書かれています。現在問題となっている専守防衛の限界、集団的自衛権の問題点、9条に関わる憲法解釈など戦後直後から詳しく紐解かれている為、分かり易かった。やはり、戦後70年という時間の経過と共に政界情勢の目まぐるしい状況変化もある事から、臨機応変に”自衛隊”については考えて行かざるを得ないと考えます。2024/09/16