内容説明
石橋湛山はどのような政治家であったのか?混迷の時代にいかなる未来を描き、切り拓いてきたのか?ジャーナリストから政界進出、戦後復興のための経済政策、GHQとの対立と公職追放、保守合同からの総理大臣就任、日中の国交回復をめざして。没後50年、戦後政治史に異彩を放つ孤高の政治家の歩みを膨大な新資料とともに丹念に描き出す。
目次
第1部 戦後構想(戦時期の戦後構想;終戦期の戦後構想;大蔵大臣期の戦後経済再建施策 ほか)
第2部 政界中枢(朝鮮戦争と対日講和・日米安保;政界復帰と権力闘争;吉田批判と鳩山政権成立 ほか)
第3部 世界平和構想(脱冷戦に向けた第一次訪中;アジア平和に向けた「日中米ソ平和同盟」構想;世界平和に向けた第二次訪中と訪ソ)
著者等紹介
増田弘[マスダヒロシ]
平和祈念展示資料館館長。立正大学名誉教授、東洋英和女学院大学名誉教授。1947年神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。東洋英和女学院大学教授、同大学副学長、立正大学法学部特任教授、石橋湛山研究センター初代センター長などを歴任。専門は、日本政治外交史、国際政治外交論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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