出版社内容情報
吉田茂やGHQ、官僚と闘いながら電力民営化を成し遂げ、最後の大物財界人として経済大国日本の基盤を造り上げた“人生の達人”の、95年間の魅力あふれる生き様。
内容説明
官僚を徹底的に嫌い、吉田茂やGHQ、そして世論と戦いながら七十七歳にして電力民営化を成し遂げ、その後も第一線で国造り人造りに大活躍した“最後の大物財界人”松永安左ヱ門。九十歳を超えてなお、多くの人々を引きつけてやまなかった“人生の達人”の自由奔放な生涯を描く。
目次
邂逅―人と人との出会い 福沢諭吉と安左ヱ門
屈尋―電力国家管理政策に敗れ、隠遁生活
闘魂―闘争心、向上心、探究心・“三つの心”を持つ
葛藤―好対照で競い合った小林一三と安左ヱ門
逆転―惨敗しても最後は勝つ、逆転の哲学
気骨―創業経営者的リーダーシップの条件
気合―人生勝負の時こそ、気合で勝つ
雄大―「天の算盤」を思い切って弾く生き方
畏怖―時の首相を叱りつける最後の大物財界人
遂行―勇気ある自由人を目指せ〔ほか〕