出版社内容情報
昭和初期、軍国化の流れにマスコミが次々と屈する中、ただ一人、帝国主義・植民地主義に断固反対し続けた石橋湛山の言論戦を、大新聞の変節との対比で描き出す。
内容説明
日本が戦争へと傾斜していった昭和初期にあって、ひとり敢然と軍部を批判しつづけた石橋湛山(後の第55代内閣総理大臣)。その壮烈なる言論戦を、変節し戦争を煽りに煽った大新聞との対比で描き出す。
目次
序章 その男性的気概
第1章 「大日本主義」を捨てよ
第2章 統帥権干犯の残したもの
第3章 日本は満洲を必要とせぬ
第4章 理想国家とは何なのか
第5章 天下を順わしむる道
終章 醜態を示すなかれ