出版社内容情報
石橋湛山の明治・大正・昭和60年余に及ぶ言論活動の集大成である全集15巻の中から、代表的論文を選りすぐり、湛山の全体像を紹介する。理解をたすけるための注、解説付。
内容説明
現実への深い洞察力と、それに裏打ちされた具体的提言は、貴重な歴史の証言であり、明日の日本を考える指針でもある。一貫して自由主義・民主主義・平和主義を掲げ続けた不屈の言論人の60年余に及ぶ業績を一冊に集約した座右の書。
目次
第1部 自由主義思想の原点―時代思潮のうねりの中で―(1909~1934)
第2部 普通選挙の提唱と帝国主義への警告―国民主権論と小日本主義の提唱―(1913~1925)
第3部 金解禁論争をめぐって―新平価解禁の提唱―(1928~1931)
第4部 ファシズムの台頭と戦時下の抵抗―自由主義者のたたかい―(1931~1939)
第5部 太平洋戦争開戦前後の提言―言論抑圧に抗して―(1941~1945)
第6部 戦後日本の針路と政界への登場―評論から実践へ―(1945~1968)