日本の企業家と社会文化事業―大正期のフィランソロピー

日本の企業家と社会文化事業―大正期のフィランソロピー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 233,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784492060407
  • NDC分類 369.021

内容説明

深刻な摩擦をもたらした経済優先の思想に唯一対置しうるのはフィランソロピーの思想である。日本的な活動を模索した企業家たちの思想と行動を明らかにする。

目次

序章 背景としての大正期
第1章 森村市左衛門と森村豊明会
第2章 原田二郎と原田積善会
第3章 斎藤善右衛門と斎藤報恩会
第4章 安田善次郎と東京市政調査会
第5章 大原孫三郎と大原三研究所
第6章 森本厚吉と文化普及会
第7章 渋沢敬三とアチック・ミューゼアム
第8章 皇室からの下賜金と財閥家の寄附
第9章 新聞社の社会文化事業
第10章 関西の経済界と社会文化事業
第11章 日米間の民間交流事業(大正期の日米関係と日米協会の発足;日米協会の事業―1917~24)
終章 日本型フィランソロピーの模索

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

0
e265、フィランソロピーは企業の社会責任、まあ財団の誕生一覧でも示されていた通り利益追求ではない形の社会貢献と日本の企業に関しての本。しかし江戸への回帰と言われていた大正の頃にそんな政財界の流れがあったのかといえば、まあ上層の一部と本当に変わった人くらいしかいないという結論になるような。天皇からの恩賜やシンプルな慈善、技術振興や学業支援という形の展開ならあるんだけどね、森村組の森村豊明会と渋沢敬三のアチック・ミュージアムくらいかもなぁ、もともとの意味に相応しいのって。どうも欧米の思想なのか馴染みが悪い。2014/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1431167
  • ご注意事項

最近チェックした商品