出版社内容情報
「子供部屋おじさん」が、あなたの復讐、請け負います。
芥川賞作家が挑む、痛快・世直しエンタメ!
「こいつらを成敗できるのかと思うと、
わたくしも俄然、興奮してきました」
パワハラ、詐欺、痴漢えん罪、書店万引き――。
裁かれぬ現代社会の悪を、人知れず断罪する者たちがいた。
ダークウェブに潜む謎の復讐代行組織「子供部屋同盟」。
社会から疎外された「子供部屋おじさん」たちが、
その特異なスキルを武器に、歪んだ正義を執行する。
芥川賞作家・高橋弘希が放つ、痛快無比の世直しエンタメ!
【目次】
プロローグ
ファイル1 パワハラ上司成敗
ファイル2 オレオレ詐欺成敗
ファイル3 痴漢冤罪成敗
ファイル4 バイトテロ成敗
ファイル5 書店万引き犯成敗
ファイル6 いじめっこ成敗
エピローグ
内容説明
ハロー、ハウロウ、こちら通信部のジョン・万次郎。あなたの恨み、晴らさでおくべきか。成敗レベルは五段階、悪戯レベルからタヒレベルまで、幅広く受けつけてございまする―芥川賞作家が挑む、痛快・世直しエンタメ。
著者等紹介
高橋弘希[タカハシヒロキ]
『指の骨』で第46回新潮新人賞受賞。『日曜日の人々(サンデー・ピープル)』で第39回野間文芸新人賞受賞。『送り火』で第159回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かんらんしゃ🎡
39
過去期待ハズレだったもの ①幾人かのドラフト1位選手②自分が買った株③筋トレ効果。期待以上だったもの ①女房一択😄 この本はどうかなあ。芥川賞作家+「こどおじ」素材なんだからもっとえぐる話かと期待したのに。人間の書き込みが浅すぎ。被害者の苦悩は表層的で、ストーリーもありがち😔 最初の2編で閉じてしまった。2026/02/01
ユカ
15
子供部屋おじさんが他人の復讐を肩代わりするというのがおもしろかったです。この本にあるような理不尽で泣き寝入りをした経験があると、それを思い出してちょっとつらくなるけれど。復讐のしかたは、容赦がなかったり愛があったり、なるほどって思ったり。エピローグも人間の習性や普遍性について考えさせられる。2026/01/15
ふー
12
小説版怨み屋本舗といった感じの短編集。パワハラ上司、冤罪痴漢や、バイトテロ、万引きによる本屋の閉店、現実的な問題がテーマとなっている。 どれもスッキリして読みやすく凄く面白かった。また続きでどんどん世の中の理不尽を成敗していってほしい。個人的にはいじめのテーマの作品がこれが大トリか!!!と楽しみにしていたけどこの作品だけスッキリ感がなく、成敗もしていなくてモヤった…これ以外は全て綺麗にまとまっていたのになぜ……エピローグでもゾッとする変化があり、自分がターゲットになるのは明日かもというのがよかった2026/01/26
ユースケ
12
「子供部屋おじさん」が悪党を成敗していくブラックエンタメ作品。複数のエピソードで構成されており、各悪党が犯した罪は違えど、物語の運びにはどこか似通っており、読み終えたあとにやや消化不良が残る。 作風自体は高橋弘希らしさにフィットしつつ、読みやすい。間口を広げるという点では正解なのだろうが、その代償として作品本来の尖りや魅力がやや薄まってしまった印象も否めない。 ★3.22025/12/22
ふわりん
11
子供部屋同盟って引きこもりのおじさんやおばさんがネット上で集まって(表には出ないかなと)何かをする話かと思い読み始めた。ま、そうには違いないけど令和版必殺仕事人とはねぇ。対価はお金ではないので闇バイトではないが、かなり真っ暗な闇だなぁ。しかもこんなに怪しいサイトにダークウェブとはいえパソコンに慣れてない中学生でも割とスムーズに辿り着けてしまうことが一番怖いかも。不当な仕打ちを受けた被害者たちの報復を請け負う子供部屋同盟のスポンサーは皆気味悪い。全体的に面白かったけど、ちょっと最後はトーンダウンしたかな。2026/01/26




