出版社内容情報
父親から借りた50ドルを元手に、アディダス、プーマを超える売上げ300億ドルの会社を創り上げた男が、ビジネスと人生のすべてを語る!
内容説明
世界最高のブランド、ナイキを創った男。
目次
夜明け アスリート人生
第1部(1962 オニツカとブルーリボン;1963 会計士として;1964 レジェンド・バウワーマン;1965 巨漢ヘイズ ほか)
第2部(1975 プリとの別れ;1976 バットフェイス;1977 ゴールラインは存在しない;1978 2500万ドルの請求 ほか)
夜 死ぬまでにしたいこと
著者等紹介
ナイト,フィル[ナイト,フィル] [Knight,Phil]
世界最高のスポーツ用品メーカー、ナイキの創業者。1938年生まれ。オレゴン州ポートランド出身。オレゴン大学卒業。大学時代は陸上チームに所属。中距離ランナーとして、伝説のコーチ、ビル・バウワーマンの指導を受ける(バウワーマンは後にナイキの共同創業者となる)。1年間のアメリカ陸軍勤務を経て、スタンフォード大学大学院に進学。MBA(経営学修士号)取得。1962年、オレゴンの「ブルーリボン・スポーツ」社の代表として日本のシューズ・メーカーであるオニツカを訪れ、同社の靴をアメリカで売るビジネスを始める
大田黒奉之[オオタグロトモユキ]
京都大学法学部卒。洋楽好きが高じ、主にミュージシャンの伝記の翻訳を手掛けるようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
522
NIKE黎明期の話がメイン。変に賢ぶらず、ストレートに感情を出すフィルが熱い。面白いが、特に日本人にとっては、エアが開発されてからそれを"見せる"ようになるまでとジョーダンとの邂逅が読みたかったところで、そこが回想でサラッと触れられただけなのは残念。アシックスも結構悪し様に描かれているが、今、海外で人気が出てきている日本ブランドでもある事から、余計に怨みが深いのかと勘ぐってしまう。その辺ちょっとだけ男を下げたような。とても面白いのはたしかで、一冊に纏めず、分冊して90年代くらいまでは描ききって欲しかった。2017/11/14
hit4papa
205
ナイキ創業者の手による、創業奮闘記です。1962年、スタンフォード大学でMBAを取得した著者は、オニツカのシューズを米国で販売しようと企てます。今でいうところのスタートアップですが、コンプライアンスという語が存在しなかった当時、著者はハッタリで世界をまたにかけるビジネスを立ち上げるのです。本書は、美しき起業家人生・・・ではなく、1980年までの20年弱のなんでもアリアリ、ハッタリ人生が語られます。勝てば官軍とはこのこと。成功者だからこそ、あの頃はぶっちゃけヤバかったんだよと遠い目ができるのかもしれません。2019/11/27
R
140
ナイキ全史というには、商品のことがほとんど出てこないけど、ナイキというブランド、どちらかといえば会社がどうやってきたかを綴った、創始者による自伝でした。驚いたのは、日本とのかかわりの深さ。60年代の日本が、いかに実力と安さを武器にしていたか、それを利用しながら、商社がどれほど台頭し、世界で名を挙げていたかがありあり伝わってくるようで、世界経済史としても面白い本でした。フィルナイト氏の破天荒な生き様もよいのだけども、ナイキが綱渡り経営だったという過去に衝撃を覚える一冊。2018/12/17
Nobu A
134
個人的に思い入れのある一冊。17年刊行。中学生の時からナイキシューズを履き、これまで履き潰した足数は恐らく3桁に及ぶ。スウッシュロゴに魅了され、他メーカーには脇目も振らず買い続け、今でも月100K走っている。読んで思い出した。普段着にシューズを取り入れ、ランニングの大衆化に貢献し、エアと言う革新的な技術を搭載した製品を世に送り込んだ会社。創業時からオニツカタイガーや日商岩井等、日本企業とも関係があり、とても興味深い内容。何より創業者フィル・ナイトの個性に瞠目。自分のシューズ遍歴と重ね合わせながら読了。2023/06/26
ナイスネイチャ
126
図書館本。リアル「陸王」!?ナイキが紆余曲折を経て1980年までの18年のサクセスストーリー。オニツカ(現アシックス)の販売代理店だったのは驚き。2018/11/16