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出版社内容情報
口うるさい上司や指示待ち部下に悩む人必読。ヒーローとしてのリーダー不要。みんながリーダーとして動く次世代の働き方を示します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
70
★★★★☆ 大学の後輩が読んで良かったという感想をfacebookで知り、購入したものの何年も積ん読になっていた本。確かに良書。アメリカ海軍で劣等の烙印を押された潜水艦を、太平洋艦隊で最も戦闘力に秀でた艦に変革したマルケ大佐が記したリーダーシップ論。海軍で100年続いた命令型リーダーシップを捨て、部下に権限を委ねるリーダーシップに大きく転換した手法は、『7つの習慣』で有名なスティーブン・コヴィー博士が絶賛するのも分かるし、海軍に限らず、多くの組織に適応可能な汎用的理論になっている。2019/10/20
くたくた
51
自分が仕事ができていると感じている時の充足感や、業務にひいては社会にコミットしている、と思える時の健全な満足感は、人が仕事をして、それによって長い人生を生きていく上でとても大切で必要なもの。またそれによって組織は有機的に動き出し、想像以上のスピードと成果を上げることができる。「優秀ではない」とされた米原潜で、艦の能力を高めるために、命令による支配ではなく、権限の委譲と各自の責任に基づく判断を尊重し、技能と理解の向上に取り組んだマルケ艦長(当時大佐)の実践を簡潔にまとめたもの。非常に面白いとともに有用。2021/12/04
くたくた
43
付箋を貼って、コメントいれつつ再読。ついでにお仕事スイッチがON。予定していた年末とは違った展開になっているかも。上司を戴く立場としても部下を持つ立場としても、学ぶことの多い良書ですよ。2021/12/11
booklight
34
潜水艦内という指示命令系統ははっきりした組織を背景に、命じるリーダーシップから委ねるリーダーシップに変えていく。言われたままに目標に従うだけじゃ、軍隊と言えどもそりゃダメかと思う。率直な想いを口に出せるか、委ねるために技能を高める、ミスを防ぐために直前に確認、説明ではなく確認、大事なメッセージは繰り返す、お飾りでない目標指針を作るなど、現場へ権限移譲してどう組織としてうまく機能させるか、そのノウハウが物語となっている。そのせいでノウハウとしてはわかりづらいか。『7つの習慣』がまぶしてあるのはどうだろう。2024/12/14
Thinking_sketch_book
23
★★★★★ 7つの習慣を実践した艦長の苦労と成功を説明する実話。7つの習慣という本は確かに良いが、聖書のような清潔感で実践が難しいと感じる人は多いと思う。特に硬着した組織、トップダウンが強い組織で働く者にとっては非常に実践が難しいと思う。この本は実践する者にとって最も勇気を与えてくれるという意味で、今年1番の本だと思う。2014/09/16