スイート・ポイズン―本当は恐ろしい人工甘味料「アスパルテーム」の話

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492044841
  • NDC分類 498.51
  • Cコード C0077

出版社内容情報

砂糖より甘くてカロリーが低い人工甘味料アスパルテーム。過剰摂取により健康被害を被った著者がその裏に隠された真実を探っていく。

カロリーオフ飲料・ダイエット食品で
おなじみの人工甘味料の裏側が見えてくる!

安全神話が次々崩れる今、米国で衝撃を与えた禁断の書、日本解禁!
「低糖」「無糖」という魔法が引き起こす健康被害が白日の下に。

・もともとは胃潰瘍治療薬として開発された
・体重減少に効果的という経験的証拠はない
・実験動物の脳に穴が空いた
・胎児や乳幼児に脳障害を起こす可能性も
・米国では4件の死亡例が報告

世界でもっとも有名な人工甘味料アスパルテームの有害性を告発した1冊。
「実際、食べたいと思う無糖の食品をすべて食べて、何の代価も払わないというわけにはいきません。長期的には、高い代価を支払い、健康を損なう恐れがあるのです。『食品テクノロジー』が、私たちを誤った道へとどんどんと導いています』と著者であるジャネット・スター・ハルは主張する。あなたが人工甘味料を使うかどうかは、個人的な選択であるのはもちろんだが、アスパルテームがもたらす可能性がある健康被害を知っておくのは、賢い消費者なるために必要なこと。そして、それを知るのに最適なのが本書である。

本書の主人公で著者であるジャネット・スター・ハルは、子ども3人を育てながら、ジムでインストラクター、大学で地質学の講師を務めている。彼女はある朝、激しい頭痛、そして、めまい、吐き気に襲われる。脈拍が激しく上昇し、生命の危険を感じ、病院に駆け込む。診断はバセドウ病。しかし、バセドウ病と似ているが、マッチしない症状があり、ハルは納得せず、自主退院。自らの身に何が起きているのか、検証し始める。「頭痛を起こす前に、ダイエットソーダを飲んでいる」ことに気づき、人工甘味料や添加物を疑い、調査をし始める。胃潰瘍の薬であること、食品添加物への苦情のうちアスパルテームに関するものが8割を占めていること、悪影響を証明するデータ・実験結果が無視されていること、食品会社とアメリカ食品医薬品局が癒着していることなどが次第に明らかになっていく。

日本語版まえがき
本書刊行(初版)に寄せて--レンドン・H・スミス医師
謝辞
著者からのメッセージ
プロローグ
第1章 突然、ものすごい頭痛に襲われる
第2章 大病することもなく、楽天的に過ごした子ども時代
第3章 最悪の間違い--ダイエット飲料を飲み始める
第4章 病院の救急処置室へ--パセドウ病と診断される
第5章 食料棚は「無糖」「無脂肪」という魔法がかかっていた
第6章 犯人捜し--徐々に上向きに、薬をやめてみる
第7章 アスパルテームに関する驚くべき事実に出会う
第8章 胃潰瘍治療薬から人工甘味料・アスパルテームが生まれた
第9章 医者も私たちも真実を知るべきなのです
第10章 アスパルテームの〃安全性〃に関するシンポジウム
第11章 「警告 乗り物の運転や飛行機の操縦の場合は要注意」
第12章 実験動物が膀胱癌になるのと、脳に穴が空くのはどっちがまし?
第13章 甘い毒--ビタースイートなモンスター
第14章 なぜ、アスパルテームは食品として認められたのか?
第15章 閉ざされた扉の向こうで
第16章 生みの親に家族の病歴をたずねる
第17章 ある少女にまつわる背筋が凍る話
第18章 原点に立ち戻る
第19章 毒の順位づけをする
あとがき
解説--ウッドロウ・C・モンテ博士(アリゾナ州立大学栄養学名誉教授)
訳者あとがき
参考文献
資料

【著者紹介】
ジャネット・スター・ハル
毒物学者、環境科学者
米国労働安全衛生法に基づき認証された環境危険廃棄物緊急対応スペシャリストであり、また、毒物学者、著述家、環境科学者である。消防隊員としての経験ももつ。経歴は多方面にわたり、地質学、国際地理学、環境科学および環境毒物学、教育および全体観的栄養学で学位や経験をもつ。ソ連のグラスノスチ後行われた、東欧の旧ソ連軍基地における復旧活動に参加した初の米国人のひとりである。現在は、テキサスA&M大学コマース校で環境科学を教えている。 講演者として評判の高く、EUならびに英国議会の議員らなど、そうそうたる聴衆を前に講演を行なっている。ラジオ・テレビでインタビューを1000回以上受け、また、毒物が人間や野生生物に及ぼす影響をテーマにしたドキュメンタリーに多数出演している。彼女の先駆的な活動は、全世界の人々に大きな影響を与えている。 現在北東テキサスの野生生物保護区に住み、一番下の息子と共に、絶滅危惧種に指定されたカメや鳥をはじめ、世界中の野生生物の、保護と再増殖を目的とする免税非営利団体を運営している。

内容説明

子供をもつ親も必読!「低糖」「無糖」という魔法が引き起こす健康被害!安全神話が次々崩れる今、米国で衝撃を与えた禁断の書、日本解禁。

目次

突然、ものすごい頭痛に襲われる
大病することもなく、楽天的に過ごした子ども時代
最悪の間違い―ダイエット飲料を飲み始める
最悪の間違い―ダイエット飲料を飲み始める
病院の救急処置室へ―バセドウ病と診断される
食料棚は「無糖」「無脂肪」という魔法がかかっていた
犯人捜し―徐々に上向きに、薬をやめてみる
アスパルテームに関する驚くべき事実に出会う
胃潰瘍治療薬から人工甘味料・アスパルテームが生まれた
医者も私たちも真実を知るべきなのです
アスパルテームの“安全性”に関するシンポジウム〔ほか〕

著者等紹介

ハル,ジャネット・スター[ハル,ジャネットスター][Hull,Janet Starr]
米国労働安全衛生法に基づき認証された環境危険廃棄物緊急対応スペシャリスト。また、毒物学者、著述家、環境科学者でもある。経歴は多方面にわたり、地質学、国際地理学、環境科学および環境毒物学、教育および全体観的栄養学で学位や経験をもつ。ソ連のグラスノスチ後行なわれた、東欧の旧ソ連軍基地における復旧活動に参加した初の米国人のひとりでもある。現在は、テキサスA&M大学コマース校で環境科学を教えている

吉田三知世[ヨシダミチヨ]
京都市生まれ。京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

17
130

ふぁんた

6
人工甘味料、低カロリーとかダイエットに…とかやたらに使われてるし、低カロリーやダイエットをうたってないものでも使われてる。今までもなるべく使わないようにしてたけど、ほんとに危険なんだね。どうしてこんなに出回っちゃったんだろう。斜め読み。2013/07/29

lotta7

5
想像以上に怖い内容だった。アスパルテームのアミノ酸は自然の食材に含まれている。だから安全だとするメーカー。実は単体で摂ると脳に入り込んだり、ホルムアルデヒドに変化するとの事。日本のメーカーも、如何にも天然成分から作ったかのように誤解をさせる説明をホームページに載せている。『絶対安心』だと。ただ『甘味料』としているところに思惑が透けて見えるようだ。煙草を辞めた口淋しさから、キシリトールのガムやフリスクなどの清涼菓子を常用した経験がある。今見ると、アスパルテームが含まれていて愕然とした。2014/11/29

そらパパ

3
気をつけなくっちゃ・・・ 早速毛髪診断申し込んでみました2013/11/06

ひとひら

3
★★★★あんまり長いので途中から流し読み。大変!どうしましょ。かなり生活に食い込んでる人工甘味料。なんとなく良くないイメージはもっていたけど、ここまでとは。長生きしたいわけではないけれど健康には生きたいので気を付けなくちゃね。なにより胎児・乳児・幼児にはイカン。成分表示とにらめっこ。手間はかかっても自然なものを。まずはこの依存をなんとかしなきゃだな。知れて良かった。2013/09/26

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