内容説明
「単語は1500語とその派生語だけ」「文章は短く、15語以内に」「発音よりも、アクセントに注意せよ!」―世界中で読まれているバイブルついに日本初登場。
目次
第1部 英語学習の問題(数多くの言葉;エスペラントvs世界の…?;グローバルに考える;ネイティブ・スピーカーの強みが彼らの問題;英語学習者が抱える問題が強みになる ほか)
第2部 グロービッシュの要素(どのくらいが「十分」なのだろう?;グロービッシュは英語と同じか?;グロービッシュは英語とどこが違うのか;自然言語には「経験」がある;クローズド・システム:グロービッシュの制約 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yohiiiidayo
14
図書館本。英語を意思疎通の道具として割り切り、簡単な英単語を使おう、という感じの本。なるほど、そんな考えもあるのですね。提案は大賛成ですが、習得方法は記載されてないのが少し残念。2017/01/09
kochi
13
グロービッシュで書かれたグロービッシュの解説本(つい、「Pascalで書かれたPascalコンパイラ」という言葉を思い出してしまう)。単語を1500に制限したり、未来完了進行形などを使わないなどの文法的制限よりも、外国人とのコミュニケーションでは、ウケを狙うな!とか、発音よりはアクセントの位置を重視するなどが参考になりそう。日本語訳は、とても1500語に限定したとは思えないのだけど、ちゃんと訳者前書きに、「日本語の語彙は幅広く使用した」と書いてあるので突っ込めないf^_^;2015/02/14
わたなべたけし
12
英語を母国語としない人たちのための英語グロービッシュ。その必要性・手軽さを説き、英語学習のハードルを下げてくれる内容。巻末には最低限必要な1500の単語集も収録されている。 左が英語、右が日本語の構成になっており、英語は全てグロービッシュで書かれている。自身、英語を使って何をしたいのか?を考えると、グロービッシュで十分であることが理解できた。ただ、習得の方法にまで言及されていないのが残念。2014/10/08
MOCCO
7
とにかく一歩踏み出すために、シンプルで明快な非ネイティヴのための英語からスタートするのは、良い手法だと思う。その上で、文化としての英語も、場合により触れていく必要はあると思うが、それは次のステップと思うと気楽になれる。2017/09/03
Kentaro
6
グロービッシュの概念は、英国、米国、欧州、日本、そして韓国から参集した人たちの国際会議で生まれた。英国人と米国人の間の会話は、ほぼ完璧だったがその他の人たちの間とでは上手くいかなかった。しかし、残りの三者の欧州人、日本人、韓国人の間では上手く意思疎通が取れた。お互いに話していたのは、英語のネイティブ相手だったら恥をかくかもしれないので使わないような言い方だった。非ネイティブたちは誰もが、英語に似て非なるものを使いながらも、難しさを尊重し、共有して、効率的にやりとりし、お互いに心地よさと安心感を抱いていた。2018/10/26