不都合な相手と話す技術―フィンランド式「対話力」入門

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不都合な相手と話す技術―フィンランド式「対話力」入門

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492043950
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0034

内容説明

戦うコミュニケーションはもう古い、相手が対話に応じない場合、一方的に断定する相手との対話、フィンランドの対話型問題解決教育。日本人の「弱み」を「強み」に変える力。

目次

第1章 フィンランド式「話し方」の秘訣(「話せばわかる」ではないのだ;おとなしいのは悪いことなのか;分をわきまえるということ ほか)
第2章 対話の道は「論理思考」から(厳しい対立状況でこそ有効な対話;論理的であること、非論理的であること;言葉で埋め尽くす必要、言葉で埋め尽くす寂しさ ほか)
第3章 交渉ごともうまくいくこの手法(悪意の対話者に対抗するには;心理戦を有利に進めるエンパシー入門;自己呈示で自分を演出する ほか)

著者等紹介

北川達夫[キタガワタツオ]
日本教育大学院大学客員教授。1966年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。ヘルシンキ大学歴史言語学部・発達教育学部等に留学。外務省入省。在フィンランド日本国大使館在勤・在エストニア日本国大使館兼勤を経て退官する。英語、仏語、中国語、フィンランド語、スウェーデン語、エストニア語に堪能である。日本のみならず欧州各国の教科書・教材制作に携わるほか、日本全国の小中学校を巡りながら対話教育を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイスマン

18
対話とはお互いの価値観や正当性を認めようとするコミュニケーションである。 全く価値観の異なる相手の主張に対しても、肯定できる部分は素直に肯定しつつ、どうしても納得できない部分は納得できるまで質問を続ける。自分はそう思わないが「相手がそう考えるのも一理ある」と思えるかどうか。 このようなプロセスを経て、妥協点を見出す作業が対話なのである。2019/06/24

ひろ☆

18
ずっと積読しっぱなしだったんだけど、読んだら、意外と良かった!対話とは、相手に理解を求めるではなく、価値観の共有が期待できないことを前提に話す。これから、もっと異文化の人と話すことが増えるだろうし、参考になる。2015/06/13

はとむぎ

11
他者がどのように考えてるかは、わからないので自分の枠で判断せずに、何故そのように考えるのかをじっくり訊く。対話は大事だが、結果的に歩み寄れない可能性もあるよと。 対話を継続すると、決定的な分断は避けられる。そうだよなぁ。2023/11/13

ATS

10
★★★なかなか勉強になった。対話というのは、なかなか深いものですね。『すべてに疑問を持ち、解決していかなければなならない。対話は主張や説得ではなく、疑問によって成り立っているのである』(P249)2017/07/08

かめぴ

6
良い。面白い。「絶対に」「みんな」普段からこの言葉にイラッとくる私としては、まさしく!と膝を打つ。先生による洗脳も怖いな。人間の尊厳に対する鈍感力は必要。教育の場で意見を問うときは、本心を問うてはならない。目からうろこ。心がつまる。 2015/02/08

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