出版社内容情報
飽食が日本人の健康をむしばむ! 間違った食事や健康法を排し、本物の健康を得るための正しい食生活を、具体的な「正食メニュー」「食生活テスト」を示して指導する。
内容説明
病気を癒し、本物の健康をもたらす正しい食生活を具体的に提示する話題の書。
目次
第1章 食生活の「五五年体制」崩壊へ
第2章 「栄養素信仰」の大罪
第3章 食源病時代の食事法
第4章 現代型栄養失調の改善策
第5章 FOODは風土が決める
第6章 食生活改善の主役はご飯
第7章 今、子どもと若い女性の「食生活」が危ない!
第8章 間違いだらけの食事常識
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もくたつ(目標達成)
10
精製された食材には栄養素がほとんどないと、数値にして示される等、衝撃を受ける内容がいくつかあった。おかずは少なく、白米(玄米)多めにというのも、現代の食事スタイルとは違うもので参考になった。2016/05/22
デビっちん
7
「粗食」とは貧しい食生活という意味ではなく、日本という自然豊かな風土の中から生まれてきた素晴らしい食生活のこと。栄養はいまだすべてが解明されているわけではないので「今わかっている範囲では」という条件がつく。どんな栄養素にも良い面と悪い面があり、とり過ぎれば体に悪影響を与える。栄養素の含有率よりも利用率を考える。もともと動物は「偏食」。多品種でいいのは微量栄養素。白いものよりも黒いもの。風土に根差したもの。自然に近いもの。主食がしっかりしていれば良い。米。欧米主導の「栄養信仰」から目が覚めた。2014/11/01
ハルカ
2
今、食について様々な情報が溢れていて、何を信じたらいいのかというのが正直なところだ。本書は約30年前に発行されたものだが、まだまだ現代の食の常識に通じる指摘がされており、良い切り口をもらったと思う。栄養学科を卒業している幕内さんが、日本人は栄養素にとらわれすぎている、と考えているのがまた面白い。2017/07/21