身体の探究としての自由な体育

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身体の探究としての自由な体育

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  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784491065168
  • NDC分類 375.49
  • Cコード C3037

出版社内容情報

■本書の概要
教師が決めた動きを一斉に身につけさせる体育を問い直し、子どもの自発性を大切に、身体やスポーツとの関わりを探究する授業を構想します。哲学に基づく理論と、低・中・高学年の9つの実践事例から、環境デザインと教師の関わり方を具体的に示す一冊です。

■ 本書からわかること
〇「自由」を授業の言葉として捉え直す
本書でいう自由は、好き勝手に行動することではありません。他者と互いの思いを尊重し、関係や環境から生まれる自発性に基づいて行為しながら、私たちのあり方をつくっていくことです。哲学の議論なども手がかりに、学校や体育に自由がなぜ必要なのかを考えます。

〇技能習得中心の体育を問い直す視点
あらかじめ決められた種目や動きを、同じ方法で身につけさせる体育では、子どもにとって運動する意味が見えにくくなります。「豊かなスポーツライフ」を将来の準備に限らず「いま・ここ」の生活として捉え、技能習得や身体活動だけに回収されない体育の可能性を探ります。

〇身体の探究を支える環境と教師の役割
子どもに「自由にどうぞ」と任せるだけでも、教師の想定どおりに動かすのでもない授業づくりを考えます。きっかけを置くこと、探究に伴走すること、個々の探究をつなぐ関係をつくることなど、子どもを追い越さずに「身体の探究」を支える教師のあり方がわかります。

〇低・中・高学年で展開する9つの実践
低学年では遊びを保障する環境、中学年では身体に焦点を当てる環境、高学年では子どもとともに体育そのものをデザインする学びを紹介。「まわる」「ける」「とぶ」、ゲームづくりや競争概念を考える活動など、学年に応じた9つの事例から授業の展開を具体的に読めます。

■こんな先生におすすめ
・ 一斉一律の指導や、教師による管理を中心にした体育を見直したい先生
・運動技能を「できるようにさせる」ことに難しさを感じ、体育の意味から考え直したい先生
・子どもの興味・関心を起点に、身体やスポーツを探究する授業を構想したい先生


【目次】

目次

理論編(自由と学校と体育;「身体の探究」としての自由な体育)
実践編(低学年 子どもの遊びを保障する環境デザイン;中学年 思い通りならない身体にフォーカスする環境デザイン;高学年 体育そのものを子どもとともにデザインする)

著者等紹介

和氣拓巳[ワキタクミ]
お茶の水女子大学附属小学校教諭。埼玉県公立小学校教諭を経て現職。小学校教員向けの研修会を複数主催。東京書籍『新しいほけん/保健』編集委員。教育哲学の視点から学校教育のあり方を探究する。体育、てつがく、低学年教育を主な研究領域とし、「子どもとともにつくる」教育実践と研究に取り組む。全国で実践発表や講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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リュシス

2
面白かった! 著者を知っているからこそ、和氣さんが目の前で話しているように読めた。飾らない言葉から、子どもたちに真摯に向き合う姿勢が伝わってくる。「当たり前を問い直しながら、子どもたちとかかわっていく教師」を「てつがくする教師」と呼ぶ学校文化(pp.3-4)も羨ましい。学校はむしろ当たり前を問い直すことを嫌う場所だと考えてきたからだ。問い直す教師を個人の努力に任せず、学校全体で肯定する。どうすれば、そんな文化をつくれるのだろう。2026/11/02

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