出版社内容情報
算数の最難単元「割合」を、2つの比べ方で「使える道具」に落とし込む
本書の概要
算数の最大の難所「割合」を、子どもの素朴な発想から「数学的な見方・考え方」へと昇華させる指導法と実践をまとめた一冊。
生成AIが関連性の「割合」で答えを導き、社会の予測モデルが「割合」で動く現代において、「割合」の理解は一層重要性を増しています。
「そろえる」と「1とみる」という、2通りの単純な比べ方で、割合の学びを単元統合的に根付かせる、必読の実践提案書です。
本書からわかること
■ 低学年から高学年までを貫く「割合」の系統的指導
算数の難所「割合」を、低学年からの「測定」や「比較」の延長として捉え直す視点が得られます。1年生の「長さ比べ」「表とグラフ」から、6年生の「資料の比べ方」までを「そろえる」「1とみる」という共通の思考でつなぎ、系統的かつ深い学びを導く指導のポイントを示しています。
■ 子どもの思考を揺さぶり、主体性を引き出す教材開発の工夫
「図形」や「データの活用」など、領域を横断して割合的な見方を働かせる実践が豊富です。シュートの成功率やピザの分け方など、日常的な題材を数学の世界で捉え直し、子どもが自ら最適な比較方法を吟味していくための、効果的な発問や教材提示のアイデアを提案しています。
こんな先生におすすめ
? 算数の「割合」の指導に苦手意識をもっており、授業をアップデートしたい先生
? 子どもの素朴な問いを大切にしながら、質の高い算数教材を自ら開発したい先生
?「割合」の学習を、単なる計算練習ではなく、実感を伴う「数学的な活動」にしたい先生
【目次】
はじめに
ポイント1 「割合の見方・考え方」とは(高学年の「C 変化と関係」領域で比べる)
1-1 一方をそろえて比べる
実践事例① 5年「単位量当たりの大きさ」 どの部屋が混んでいる?
1-2 全体を1とみて比べる
実践事例② 5年「割合」シュートがうまいのはだれ?
ポイント2 比べることと測ること(下学年の「C 測定」領域で比べる)
2-1 比べることと測ること
実践事例③ 1年「ながさくらべ」いちばん長く切れたのは?
2-2 みえない量を比べる
実践事例④ 3年「重さ」いちばん多くとれたのは?
ポイント3 「図形の中の量」を比べる(中学年の「B 図形」領域で比べる)
3-1 「角の大きさ」を比べることで
実践事例⑤ 4年「角の大きさ」ピザ取りゲームの勝ちはだれ?
3-2 「面積」を比べることで
実践事例⑥ 4・5年「面積」どうやって比べたらいいの?
ポイント4 「比べ方」を比べる (中学年の「C 変化と関係」領域で比べる)
4-1 差で比べても,倍で比べても
実践事例⑦ 4年「簡単な割合」よく伸びるのはどの会社のゴム?
4-2 1あたりで比べても,倍で比べても
実践事例⑧ 4年「簡単な割合」じゃがパワーがすごいのはどっち?
ポイント5 「同じもの」を作る(中学年の「A 数と計算」領域で作る)
5-1 「1あたり」と「倍」を使いこなす
実践事例⑨ 3,4年「倍の計算」おもちを何個入れたらいい?
5-2 都合のよい基準を作り出す
実践事例⑩ 3,4年「倍の計算」タマネギを何個入れたらいい?
ポイント6 「関係」をそろえたくなる(高学年の「C 変化と関係」領域で比べる)
6-1 「1人あたり」をそろえたくなる
実践事例⑪ 5年「単位量当たりの大きさ」平等な部屋分けをしよう
6-2 「速さ」をそろえたくなる
実践事例⑫ 5年「速さ」仲良く飛んでもらうには?
ポイント7 「順位」をきめる(高学年の「C 変化と関係」領域で比べる)
7-1 「均せば」わかる
実践事例⑬ 5年「平均」チームで勝負! 順位をつけよう
7-2 「1」を知って「位置」を知る
実践事例⑭ 5年「割合」私はどこ?
ポイント8 「データ」を比べる(「D データの活用」領域で比べる)
8-1 「比べる」ために記録する
実践事例⑮ 1年「ひょうとグラフ」どれがいちばん多かった?
8-2 特徴や傾向を比べる
実践事例⑯ 6 年「資料の調べ方」A子とB子のソフトボール投げ対決
ポイント9 「半分」をくり返す(高学年の「B 図形」領域・「A 数と計算」領域で比べる)
9-1 不変の関係を実感する
実践事例⑰ 5年「割合」どうしていつも同じなの?
内容説明
10のポイントと20の実践。
目次
ポイント1 「割合の見方・考え方」とは(高学年の「C変化と関係」領域で比べる)
ポイント2 比べることと測ること(下学年の「C測定」領域で比べる)
ポイント3 「図形の中の量」を比べる(中学年の「B図形」領域で比べる)
ポイント4 「比べ方」を比べる(中学年の「C変化と関係」領域で比べる)
ポイント5 「同じもの」を作る(中学年の「A数と計算」領域で作る)
ポイント6 「関係」をそろえたくなる(高学年の「C変化と関係」領域で比べる)
ポイント7 「順位」をきめる(高学年の「C変化と関係」領域で比べる)
ポイント8 「データ」を比べる(「Dデータの活用」領域で比べる)
ポイント9 「半分」をくり返す(高学年の「B図形」領域・「A数と計算」領域で比べる)
ポイント10 「面積」を割合でとらえる(上学年の「B図形」領域で作る、比べる)
著者等紹介
青山尚司[アオヤマショウジ]
筑波大学附属小学校教諭。東京都出身。東京都公立小学校教諭、東京学芸大学附属小金井小学校教諭、東京都公立小学校指導教諭、私立暁星小学校教諭を経て、現職。全国算数授業研究会常任理事、日本数学教育学会理事(実践研究推進部小学校部会長)を歴任。学校図書教科書「小学校算数」著者、「算数授業研究」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



