出版社内容情報
ありがとうが素直に言えないの、なんでだろう
ぼくは、大きな交通事故にあった。
いま歩く練習をしている。
やっと行けるようになった学校では、
クラスのみんなが、車椅子のぼくに特別やさしくしてくれた。
たくさん手伝ってくれて「ありがとう」なのに、
「ありがとう」と言えば言うほど
泣きたくなってくるのは、なんでだろう。
ぼくが下を向いていると、親友のユウマの声がした。
ユウマの一言で、ぼくもみんなも変わりはじめてーー。
・・・
学校がもっとすきになるシリーズ 2025 全3作同時刊行!
『わたしのとなりのヒロトくん』
『わすれもの とどけます』
『あしたのショウ』
勉強が好き。スポーツが好き。絵が好き。音楽が好き。
子どもたちは学校で、たくさんの好きなことを見つけます。
好きという気持ちから、個性的な未来が始まります。
でも、どの「好き」だって
最初は「学校が好き」という気持ちから始まるのだと思うのです。
東洋館出版社の「学校がもっとすきになるシリーズ」では、
子どもたちに学校という場の魅力を伝えていきます。
今回刊行する3冊には、「自分とはちょっとちがう子」が登場します。
ちがうことはおかしい? ちがうと友達になれない? ちがうから特別扱い?
学校生活のなかのやりとりから
自分になかった視点に気づき、変化が生まれる。
そんな作品をお届けします。
内容説明
ぼくは、おおきなこうつうじこにあった。いまあるくれんしゅうをしている。やっといけるようになったがっこうでは、クラスのみんなが、くるまいすのぼくにとくべつやさしくしてくれた。たくさんてつだってくれて「ありがとう」なのに、「ありがとう」といえばいうほどなきたくなってくるのは、なんでだろう。ぼくが、したをむいているとしんゆうのユウマのこえがした。ユウマのひとことでぼくもみんなもかわりはじめて―。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
児童文学作家。1961年生まれ。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などを経て現在にいたる。「青少年読書感想文全国コンクール課題図書」となった『おこだでませんように』『メガネをかけたら』(ともに小学館)をはじめ、本作品と同シリーズで刊行した『ぼくはなきました』(小社)が、「第29回けんぶち絵本の里大賞 びばからす賞」を受賞するなど選定および受賞多数。『メロディ』(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)、『ええところ』(Gakken)など、小学校(2024年度改訂)・中学校(2025年度改訂)の教科書において、作品が採用・掲載される
小泉るみ子[コイズミルミコ]
1950年、北海道生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、絵を志す。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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